
指定管理者としてセンターを管理・運営するのは、まちづくりを推進する日立市のNPO法人「インパクト」(梶修明代表理事)。運営経費の節減や地域のボランティアとの協働を盛り込んだ計画が評価され、指定管理者に選定されました。


11日の開所式には、橋本昌県知事をはじめ、稲葉節生県教育長、国会議員、県議会議会、地元首長など多数の来賓が出席しました。

県北に生涯学習センター・全国初の民間運営−日立市
常陽新聞(JOYO-NET.COM2006/8/12)
県県北生涯学習センターの開所式が8月11日、日立市十王町の同センター内で行われた。同市役所十王支所を活用した。県内五カ所目のセンターで、全国最多となった。NPO法人が指定管理者として生涯学習センターを運営するのは全国でも初めて。
同センターは旧十王町庁舎を改修して整備された。1990年建設の比較的新しい建物で150台収容の駐車場や近くに500人収容のホール(多目的ホール)があることなどから同センターとして生まれ変わることになった。
式には橋本昌知事をはじめ、国会議員、県議、関係首長、各種団体代表らが出席。テープカットなどを行い、オープンに花を添えた。
橋本知事は「県民が生きがいに充ちた心豊かな生活を送ることができる社会づくり重要。使いやすい、愛される施設になることを期待している」、指定管理者のNPO法人インパクトの梶修明代表が「まちづくりを目的としたNPO法人。県民に豊かな生涯学習を提供してきたい」とあいさつした。
来賓として県議会文教治安委員会の加倉井昭喜委員長、大畠章宏、岡部英明衆院議員、樫村千秋日立市長らが祝辞を述べた。関係四市を代表して樫村市長は「長年の念願がかなった。住民の要望を取り入れた整備をしてもらった」と喜びを語った。
センターは鉄筋コンクリート三階建て。一階は同市十王支所と、情報図書室・相談コーナー、ボランティア室。二階は中講座室二室、小講座室二室、和室二室、託児室、更衣室など。三階は多目的ホールや創作室、パソコン室、中講座室一室、小講座室三室など。
オープン記念として19、20日に「みんなでおいでよ!センター夏祭り」が開かれる。ヨーヨー釣りやかき氷などの屋台、館内スタンプラリー、茶席、各種ゲームなど盛りだくさん。
今後の講座には県民大学や元気いばらきっ子エンジョイ・サタデー、おもしろ理科先生派遣事業などが予定されている。
県内五地区の広域学習圏のうちセンターがなかったのは県北地区だけだった。96年に整備基本構想が策定されたが、厳しい財政状況から着手できないでいた。2004年12月の日立市と十王町の合併後、同庁舎は一階の半分のスペースを支所として活用していた。