

県警高速隊によると、日立市滑川町の鞍掛トンネル内で1月、乗用車が壁に衝突し男性が即死。常陸太田市真弓町の日立トンネル内で4月、逆走してきた乗用車が大型トラックと正面衝突、2人が死亡。同じ日立トンネルで7月、トラックが乗用車に追突し弾みで壁に衝突、トラックに同乗の小学6年生が車外に放り出され即死。3件とも上り線で、2件は深夜と早朝に発生しています。
日立南太田〜日立北IC間は、最長2.4キロや最短99メートルのトンネル12本と高架橋15本が連続しています。トンネル出口の横風や路面の変化、明暗の激変で一瞬視界を失うブラックホール現象など、ドライバーはトンネル特有の悪条件に繰り返し悩まされ、運転には細心の注意が必要です。さらに、この区間は制限速度が80キロに抑制されています。スピードの出し過ぎは特に危険ですし、トンネルの恐怖感から必要以上に遅い速度で通行することも、かえって危ない場合もあります。流れに乗った冷静な運転が必要です。