茨城県選挙管理委員会は、9月11日、任期満了に伴う県議選を12月1日告示、12月10日投開票と決定しました。
 地元茨城新聞の調べでは、この県議選に出馬の意向を明らかにしている予定候補者は、現職59人、新人29人、元職2人の合計90人です。
 現職の内、水戸市区・鈴木孝治氏(公明)、古河市区・青木來三郎氏(自民)、ひたちなか市区・細田武司氏(民主)、潮来市区・香取衛氏(自民)−の計4人が立候補を見送り勇退する見込みです。
参考写真 党派別では、公明党4人(現職2人、新人2人)、民主党8人(現職3人、新人5人)、共産党4人(現職2人、新人2人)となっています。自民党は明日(9月13日)、第一次公認候補者を決定する予定で、引退の2人を除く現職43人全員が公認される見通しです。
 また、平成の大合併により県内自治体は44に減少しましたが、今回の県議選は「市町村の合併に伴う県議会議員の選挙区の特例に関する条例」の規定により、新たな選挙区割りを導入せず、前回と同じ35選挙区のままで実施されます。
 この結果、水戸市、土浦市、古河市、石岡市、下妻市、常総市、常陸太田市、笠間市、取手市、常陸大宮市、筑西市、坂東市、桜川市、小美玉市の14市で、市の区域が二つの選挙区に分割されて選挙が行われるという変則的な事態となりました。
 全体の議席数(定数65)は変わりませんが、古河市選挙区の定数が2から1に、つくば市選挙区の定数が3から4になり、行方郡選挙区は潮来市選挙区と名称が変更されます。
 前回県議選の投票率は47.57%と戦後初めて50%を下回わりました。このため県選管は、学生や低投票率の投票区を対象に重点的に啓発活動を展開するほか、ラジオや映画による啓発用CM案を公募するなど、投票率アップを目指すことにしています。