電波天文台への転用を求める署名3123人分を届ける
麦島企画部長に署名簿を提出する井手よしひろ県議ら 昭和38年11月に開設され十王地区のランドマークとして親しまれているKDDIの大型パラボラアンテナ施設が、今年一杯で山口県の施設に統合され、その役目を終えることになりました。
 その内の二基を国立天文台と茨城大学が電波望遠鏡に改造し、国内の他の3か所のアンテナとのネットワークで宇宙空間の謎を探ろうという構想が持ち上がっています。ネットワークには鹿嶋市の情報通信研究機構、つくば市の国土地理院、長野県佐久市の宇宙航空研究開発機構臼田宇宙空間観測所のアンテナが加わる予定です。
 十王のパラボラ施設も含めた4局をブロードバンドの光ファイバーでつなぎ、毎月2日程度、宇宙観測をする計画です。
 井手よしひろ県議は、地元のランドマークともいえるこのパラボラアンテナを守るために、電波天文台への転用について茨城大学の横沢正芳教授をはじめ、日立市長、高萩市長らといち早く、精力的に調整を行ってきました。
 また、地元十王地域の皆さまも、パラボラアンテナの有効利用を求めて、署名運動を行い、その署名総数は3123人に達しました。
 9月27日、井手県議と小泉行一日立市議ら公明党十王地区連合の党員代表は、麦島企画部長を県庁内に訪ね、署名簿を提出しました。
 署名簿を受け取った企画部長は、「県が中心となり、関係機関の調整に当たり、要望の主旨が実現するよう努力したい」と、述べました。
 今後も宇宙への夢を育む施設として、十王のパラボラが生まれ変わることを、井手県議は力強く支援していきます。