先日、ある青年からお叱りの電話をいただきました。「卒業後の進路について相談のメールを出したのだけれでも、全く返事をもらえなかった」との内容でした。その青年は、同じ内容のメールを3回、日時を変えて送信したそうです。しかし、私のメールソフト(秀丸メールVer4.6)には、全く着信歴がありませんでした。いくら説明しても、言い訳としか受け取ってもらえず、最後まで納得していただくことはありませんでした。
果たして、日々の連絡手段として欠かせないこの電子メールは、100%相手に届くものなのでしょうか。
「マイクロソフトリサーチ」の調査では、最大3.36%のメールが行方不明に
アメリカのマイクロソフト社の研究機関「マイクロソフトリサーチ」は、実際にメールを送受信して、メールが消えてなくなってしまう(silent email loss)割合を測定しました。実験では、米国、英国、カナダ、ニュージーランド、オーストラリアの5か国、46個のメールアカウントを使用して、約37万通ものメールを送受信しました。メールの内容は、エンロン裁判で公開された同社社員によるメールの文面を集めた「エンロンコーパス」と呼ばれるものから、1,266通を使用しました。
 その結果、消えてなくなったメールの割合は、実に1.79%〜3.36%に達しました。
 ただし、これには、メールの内容に応じて、迷惑メールをブロックする「スパムフィルター」による消失分を含んでおり、この影響を除くと、メールが消える割合は0.71%〜1.02%と推計されています。
 日本でも、同様の割合でメールが行方不明になっている可能性は高いと思われます。
 100通に1通は、メールが不明となる事実を、私たちは理解をしておく必要があるようです。
(ニュースソース:livedoor news 2006/10/19)
参考:マイクロソフトリサーチのHP