参考写真 11月2日、日立市議会の議長と各会派の代表は、県庁に橋本昌知事、山口武平議長を訪ね、「日立市の防災対策の強化について」の要望書を提出しました。
 これは、10月6日から7日にかけての低気圧や前線の通過によって、瀬上川、東連津川、鮎川などの河川や28キロに及ぶ海岸線において、溢水や高波による被害が多発したことを受けたものです。
日立市の防災対策の強化について(要望)

 本市は、延長28キロメートルに及ぷ自然豊かな海岸線と大小67本の河川を有し、その海岸部にまで住宅、宿泊施設、公共施設、道路が集中して整備され、本市の特性をいかして良好な都市環境をもたらしております。
 しかし、直接太平洋に面したこれらの海岸線は、悪天候時の波浪・高潮等により沿岸各所で道路の冠水や法面崩壊、海食崖の浸食、落石、さらに海食洞の拡大などが進行し、各河川においては溢水等による浸水被害が発生しております。
 今回の平成18年10月6日から翌7日にかけての低気圧・前線の影響による強風及び大雨においては、満潮が重なったこともあり、市内を流れる河川(特に、瀬上川・東連津川・鮎川)の河口付近及び海岸線においては、溢水、高波等により多くの被害を被りました。
 とりわけ、二級河川瀬上川については、県事業による溢水対策工事として波除堤2基及び減衰池の対策施設が整備され、溢水被害の低減効果が図られておりますが、今回の異常気象によって、床上浸水7件、床下浸水26件の被害が発生してしまいました。
 また、各海岸線(特に、東連津川河口)においては、高波及び法面崩壊等により複数の道路を通行止めにせざるを得ない状況に至りました。
 このように、本市においては台風通過時のみならず短時間の集中的降雨時などに浸水被害や道路の通行止めが生じ、市民生活に甚大な影響を及ぼしている状況であり、海岸線の高波対策、河川の溢水対策について、更なる強化の必要性が痛感されたところであります。
 つきましては、日立市議会議員の総意として市民の生命・財産を守り、安心・安全なまちづくりのために、海岸線の保全及び流下能力が不足している河川における早期の改修・整備について、引き続き特段の御配慮を強く要望するものであります。
平成18年11月2日
日立市議会議長 永山 堯康
日立市議会日立市政クラブ 佐藤 三夫
日立市議会申亥至誠クラブ 伊藤 芳等
日立市議会民主クラブ 石野 正美
日立市議会公明党 額賀 俊彦
日立市議会未来クラブ 伊藤 智毅
日立市議会日本共産党 大曽根勝正

茨城県知事 橋本 昌 殿

No.被害種別被害場所被害の概要
1道路崩壊市道817号 東連津川道路敷高潮と高波による崩壊により通行止
(10月8日14:30〜継続中)
2道路冠水市道1268号 日高町しおさいロード高波による道路冠水により通行止
(10月6日16:30〜10日16:30)
3道路冠水市道3248号 相賀町
会瀬海水浴場付近
高波による道路冠水により通行止
(10月7日15:45〜8日11:50)
4道路冠水市道4662号 国分町3丁目鮎川河口付高波の侵食による河岸崩壊により通行止
(10月10日10:20〜継続中)
5道路冠水市道8054号「久慈町3−40」瀬上川溢水により通行止
(10月6日17:30〜9日11:00)
8道路冠水市道8057号「久慈町3−40」瀬上川溢水により通行止
(10月7日6:00〜9日7:00)
7道路冠水市道8063号「久慈町3−15」瀬上川溢水により通行止
(10月6日15:20〜9日10:00)
8道路冠水市道7175号「久慈町3−5」瀬上川溢水により通行止
(10月6日18:55〜9日9:30)
9床上浸水瀬上川河畔(久慈町3丁目地内)7件10月7日満潮時(3:45)に浸水
10床下浸水瀬上川河畔(久慈町3丁目地内)6件10月7日満潮時(3:45、15:53)、
10月8日満潮時(4:33)に浸水
11道路冠水旭町3丁目地内防波堤付近高波による民家冠水