県全体のバランスシートに、地方三公社、県出資団体(いわゆる第三セクター)の収支を加味した茨城県の平成17年度連結バランスシートが公表されました。
 このバランスシートに加味されるのは、県の普通会計(一般会計)、5つの公営企業会計(病院事業、水道事業など)、8つの特別会計(競輪事業、港湾事業など)、地方三公社(土地開発公社、住宅供給公社、道路公社)、31の県が出資をしている団体(県開発公社、鹿島都市開発、グリーンふるさと振興機構など)の収支状況です。
 この連結バランスシートによって、県全体の財政状況が概括できます。平成17年度は、減損会計の導入による固定資産の評価減が発生しており、2264億円減の5兆1769億円となりました。
参考写真 負債総額は3兆465億円で、その大半は県債で2兆2622億円と地方三公社や第三セクターの借入金3046億円となっており、平成16年度に比べると284億円増えました。
 資産と負債のバランスをみてみると、資産が負債を2兆1304億円上回っています。平成16年度末と比較すると、2548億円減少しました。
 各会計別の資産と負債を比べてみると、地方三公社が441億円の負債が超過し、大きな問題になっていることが明らかになっています。