風力発電装置の携帯風景 日立研究所脇の高台に設置されていた風力発電装置が、11月18日に撤去されました。
 いつも見慣れた光景が突然無くなってしまうのは、大きな驚きです。午前中、南高野地区の挨拶回りのため、山側道路を走っていて異変に気づきました。大型クレーンが2基、アームを最大に伸ばし撤去作業を行っていました。午後3時頃、多賀地区に移動する際に寄り道をして携帯電話で撮影した写真が左上の写真です。
 この風力発電装置は、平成9年5月に設置されたものです。日立製作所と日立エンジニアリングサービスが共同で、風力発電システムの実証試験設備として設置しました。デンマークのVESTAS社製の風力発電機で、出力225kW、全高30mありました。設置された場所が高台であったため、日研のビルとともに日立の新たなシンボルとして定着した感がありましたが、HESCO大沼工場内に一回り大型の装置が設置されてことも受けて、この日の突然の撤去となった模様です。
撤去された風力発電施設の仕様
参考写真設置年月:平成9年5月
撤去年月:平成18年11月
メーカー:VESTAS社(デンマーク)
出力:225kW
回転数:約30回転/分
タワー高さ:30m
出力制御:油圧ピッチ制御
ブレード直径:27m
系統並入方式:ソフトスタータ
(写真は日立製作所のホームページから転載させていただきました)