
65歳以上の住民が半数を超え、共同体としての存続が危ぶまれる「限界集落」について、京都府綾部市が、山間部の5集落の振興を目指す「水源の里条例」の制定を決めたという記事です。
その参考リンクに、このブログの 「『限界集落』という言葉を知っていますか?」という記事がリンクされたところ、一時間に1000件を超えるアクセスが集中しました。

(グラフは、「ホットライン@ひたち」のアクセス数を表示したものです。Yahoo!ニュースに掲載された午後3時以降、アクセスが突出しています。掲載時間内に7万5300件以上のアクセスが記録されました)
消滅寸前の集落、京都・綾部市が異例の「救済」条例
読売新聞(2006/11/27)
65歳以上の住民が半数を超え、共同体としての存続が危ぶまれる「限界集落」について、京都府綾部(あやべ)市は、山間部の5集落の振興を目指す「水源の里条例」の制定を決めた。
公共交通の確保や移住者向けの補助制度の新設などを行う。消滅か存続かの岐路にある集落を切り捨てず、支えて元気にすることで、市全体の活性化を目指す。限界集落に限った振興条例は異例で、この10年間に全国で5000集落が消える中、過疎に悩む自治体から注目を集めそうだ。
福井県境に近い由良川水系上流の5集落(計95人)を対象に指定する。5集落の人口は、ピーク時(1965年)の4分の1にまで落ち込んだ。最小集落は7人だけで、2集落は全員が65歳以上。大半は農家だが、出荷などの重労働はできず、自給のための野菜作りをしており、「主力産業は年金」とさえ言われる。市の調査では、8割に後継者の見通しがなかった。