そのまんま東氏が出馬表明 宮崎知事選、タレント引退
東京新聞(Web版2006/12/14)
 前知事辞職に伴う1月の宮崎県知事選をめぐり、タレントのそのまんま東氏(49)=本名・東国原英夫(ひがしこくばる・ひでお)=が14日、宮崎市内のホテルで記者会見し、出馬を正式表明した。同時に、13日付で所属事務所「オフィス北野」との契約を打ち切り、タレント活動から引退する考えも明らかにした。
 同氏は「行政に対する不信感、不安感を回復させ、クリーンな宮崎、開かれた宮崎を訴えていきたい」と抱負を述べ、前知事逮捕のきっかけとなった談合事件について「県民の一人として非常に残念で恥ずべきこと。入札制度改革は喫緊の課題だと思う」と強調した。
 政党への推薦要請は行わない考え。会見では「そのまんまマニフェスト」と書かれた冊子を配布し、農林水産や観光振興などについて政策も示した。
 宮崎県都城市出身。2000年に早稲田大学に入学して地方自治を専攻。11月30日に住民票を宮崎市に移し、今月4日には県選挙管理委員会に政治団体を届け出、11日に宮崎市で後援会事務所を開いた。

 そのまんま東さんが、過去の醜聞を乗り越えて大学で学び、知事として宮崎県の再生に取り組もうという志には、拍手を送りたいと思います。しかし、記者会見での「私もスキャンダルを起こして再起しました。今の宮崎県もスキャンダルに見舞われ再生が必要です。その再生の過程は通じるものもあるのではないか」(取意)との発言には首をかしげます。
 宮崎県民にとっては、選択の幅が広がることは良いことだと思います。でも、もし茨城県の知事に立候補されたならば、東さんを応援しようとは思いません。
参考:そのまんま東さんのHP