道路利用者が幹線道路の異状等を発見した場合に、直接道路管理者に緊急通報できるようにするとともに、それを受けた道路管理者が、迅速に道路の異状への対応を図れるようにするため、道路緊急ダイヤルが平成17年12月より全国で実施されています。
 この緊急ダイヤルは国交省が設置しており、国道や高速道路などで異常を見つけた場合に「#9910」を押せば、自動音声案内を通じて各道路管理者の担当窓口につながる仕組みになっています。
 従来は、固定電話からの通話だけが無料で、携帯電話は有料でした。そのために、公明党は「危険をわざわざ通報しているのに、携帯電話だと料金がかかるのはおかしいとの声が寄せられている」と指摘し(2006/11参議院災害対策特別委員会で山本かなえ参議院議員の質問)、国交省は早期の対応を確約していました。
 国会での議論を受けて、昨年12月が携帯電話が、この16日からPHSも無料化され、全ての電話での通報が無料化されました。
 緊急通報(#9910)は、高速道路や幹線道路などの穴ぼこ、路肩の崩壊などの道路損傷、落下物や路面の汚れなど道路の異状を対象としています。
 一般道路での異常や緊急通報以外の道路全体に関する相談は、「道の相談室」(0120−106−497)で、これまで通り受け付けています。