2月13日、筑西市議会は臨時議会を開き、議員定数を30から26に削減する条例改正案を可決しました。採決は異例の無記名投票で行われ、賛成38・反対37の1票差で可決されました。
 この条例案は、筑西市自治会連合会からの直接請求を受けて提案され、新定数は4月22日投票の統一地方選から採用されます。
 筑西市は2005年3月に、下館、明野、関城、協和の4市町が合併し誕生しました。市議会は二年間の在任特例で、議員数は3月27日まで77人と県内で最大規模となっています。市自治会連合会では、厳しい市の財政状況から定数26に削減するよう12月定例会に請願しましたが、議会はこの請願を不採択とし(採決は賛成37・反対37の可否同数で、議長裁決による)、定数を30に削減する議決を行いました。しかし、 自治会連合会は、1.県第3位の高水準にある公債費比率など市の財政は危機的状況、2.財政再建団体の指定申請をした北海道夕張市の事例は人ごとではない、3.他市では定数が地方自治法に規定された上限枠と同数の市はごくわずかなどとして、3444人分の署名を集めて定数条例の改正を直接請求しました。
 合併の法定協で決定された議員定数の34が、8減され26に決まったことは、市民の中に高まった財政への危機意識が、議会を動かした結果だと評価されます。反面、当選ラインが上昇することが考えられ、人口規模が小さい地域を地盤とする議員は苦戦が予想されます。地域の声をどう新たな市政に反映していくか、地域の壁を乗り越える議員と住民の意識改革が強く望まれます。
参考:筑西市議会のHP