加藤しゅういち参院議員がホスト役を務め、冬柴国交相、堂本知事らが出席
参考写真 2月17日、公明党千葉県本部主催のビーチ環境サミットが、千葉県館山市の南総文化ホールで開催されました。
 このビーチ環境サミットは、千葉県の海岸環境を守り、サーフィンを始めとするマリンスポーツや水産業、観光業の振興を図り、地域の活性化を目指そうと企画されたものです。行政・議会関係者だけに止まらず、地元の漁業関係者、自然保護団体、サーファーや一般住民まで参加したこうしたサミットは、画期的な催しとなりました。
 主催者を代表して挨拶に立った環境問題のエキスパートとして活躍する加藤しゅういち参議院議員は、九十九里海岸の浸食対策について、地元のサーファー・芝本聖子さんよりの要望をきっかけに、関係者の思いが結実しこのサミットが開催できたと、経過を報告しました。
 冬柴鉄三国土交通大臣、堂本暁子千葉県知事、地元首長、議会関係者、漁業協同組合幹部、観光事業者、国交省、農水省、県行政関係者などが来賓として出席しました。
 堂本知事は、加藤参議院議員とともに環境問題で語り合った思い出を語り、「今、私達の生活に大きな影響を与えているのは地球温暖化です。海岸は、その影響を最も受けている場所が海岸です。観光の発展と美しい千葉の海岸を孫子の代まで守って行くかが行政の課題でもあり、県民一人一人の課題でもあります」と挨拶をしました。
 参考写真冬柴国交相は太古からの海にまつわる歴史を通して、この地でビーチ環境サミットが開かれた意義は大きいと述べました。その上で、館山に大型観光船が接岸できる岸壁を造る事業や砂浜を取り戻す事業が莫大な予算を掛けて行われていることを紹介しました。
 また、澤野章小泉酒造社長、柴田三喜男保田漁協組合長より海を活用した事業の成功例が基調報告として発表されました。
 第2部では、土木研究センターの宇田高明理事より「美しいビーチを守るために」、福島大学奥本英樹助教授の「観光とサーファーの拠点作り」と題した基調講演が行われました。
参考写真 その後、意見交換が行われ、芝本さんをはじめとする地元サーファーの代表、漁業者の代表、大田洋いすみ市長などが意見を発表。国土交通省や県の担当者が、具体的な事業例などを紹介し、意見や要望に回答しました。
 会場からも、海岸の拠点整備や海浜復活に関する予算の増額を求める声が上がるなど、熱い思いが凝縮された会合となりました。
 井手よしひろ県議は、茨城県本部を代表して出席。終了後、サーフィンを活用して街の活性化を提唱する奥本先生と挨拶を交わし、近日中に改めて事例の紹介などを受けることになりました。
(写真上:ビーチ環境サミットが行われた南総文化ホールの模様、写真中:来賓として挨拶した冬柴国交省(右)と加藤しゅういち参院議員、写真下:サーファーらの代表が意見を発表)
加藤氏があいさつ・ビーチサミットを開催
公明新聞(2007年2月18日付)
参考写真 公明党千葉県本部(県代表=よしの ひでお県議)は2月17日、千葉・館山市内で「ビーチ環境サミット」を開き、加藤しゅういち県本部顧問(参院議員、参院選予定候補=比例区)らがあいさつした。冬柴鉄三国土交通相(公明党)や堂本暁子県知事、県内各市町村の首長など数多くの来賓が参加した。
 加藤氏は、公明党が海岸環境の保全整備に取り組んできた経緯を説明。具体策として、(1)貴重な観光資源である砂浜の保全(2)海岸周辺施設の整備(3)観光立県・千葉にふさわしい美しい街づくりの振興――などを挙げ、国や地方自治体と連携を取りながら、「市民のアイデアも結集・活用し、千葉県の再生、新時代を開幕させていきたい」と述べ、協力を呼び掛けた。
 一方、冬柴国交相は、近年、サーフィンを楽しむ人が増えていることを指摘。人間の生活様式の変化に応じて、「観光資源の開発が(地域の発展に)大きな役割を担う」と述べるとともに、今後、省として、海岸線に漂着するごみの処理をさらに促進させていく考えを強調した。
(写真は、海岸環境の保全を呼び掛ける加藤氏)

千葉県の九十九里浜・美しい海岸の浸食防げ!
加藤氏 被災現場を視察、復興対策で一部養浜を検討
公明新聞(2006年12月14日付)
参考写真 2006年10月5日から7日にかけて通過した低気圧によって、千葉県房総半島東側に広がる九十九里浜が大規模に浸食した問題で、公明党の加藤しゅういち参院議員(参院選予定候補=比例区)は11月10日、浸食現場を相次ぎ視察し、地域住民や関係者と今後の対応について意見交換した。
 九十九里浜は太平洋に面した約60キロ続く景観の美しい海岸。砂の供給元となっているのは、同海岸の両端に位置する屏風ヶ浦と太東崎の絶壁の土砂だが、崖の保全や漁港の整備によって土砂の量が減少。現在、砂の供給と流出バランスが崩れ、徐々に海岸浸食が進んでいた。
 こうした中で、今秋、低気圧通過による高潮などの影響を受け、一宮海岸(一宮町)や一松海岸(長生村)など九十九里浜の各地で大規模な浸食が発生。周辺住民らから不安の声が上がっていた。
 加藤氏は、初めに、中里海岸(白子町)の浸食現場を訪れ、林和雄町長や周辺住民から詳しく話を聞いた。
 住民らによると、同場所はウミガメの産卵地でもあるとし、「ウミガメが浜に上がってこられないほど、浜が浸食されてしまった」と説明。
 また、「九十九里浜の美しい景観が損なわれてしまった。早急な対応をお願いしたい」と語っていた。
 県の担当者は、「今年度中に行う一宮川改修工事で発生する掘削土を利用し、養浜(浜に砂を投入すること)して一部復興させる予定」と今後の対応を示した。
 林町長は、「今後、さらなる対応を図っていきたいが、県や町の力だけでは難しい。国の後押しも必要だ」と話していた。
 次に加藤氏は、和泉浦海岸(いすみ市)を視察。ここでは、太田洋市長をはじめ、サーファーらと意見交換した。
 この中でサーファーらは、浸食の対応について、「行政側ともっと協議の場をもちたい」と話していた。
 最後に加藤氏は、今回最も浸食がひどい一宮海岸を視察。ここでも地元の環境を守る会や地域住民らと懇談した。
 視察を終えた加藤氏は、「海の状態をよく知るサーファーや地域住民らと何度も協議を重ね対応を検討していきたい」と語っていた。
(写真は、浸食問題をめぐり地域住民やサーファーらと意見交換する加藤氏(右端))