合計特殊出生率も一時的に1.3代に回復の見込み
 2月21日、厚生労働省は、2006年の人口動態統計(速報)を公表しました。これによると、年間の出生数は112万2278人で前年比3万2041人増となりました。
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 出生数が前年より増加するのは6年ぶり。合計特殊出生率(女性が一生の間に産む子供の数に近い推計値)は05年に過去最低の1.26を記録しましたが、06年は4年ぶりに1.3台を回復すると予測されています。
 また出生数から死亡数を引いた人口の自然増加数も2万6885人増となり、2年ぶりに自然増となった。
 厚労省は、景気回復に伴い雇用が安定したことが結婚や出産の増加につながったとしています。また、秋篠宮悠仁様のお誕生も一つのきっかけになったとも考えられます。
 ただ、長期的には人口減少が続くみられ、人口増加は、一時的な減少ともみられます。今後とも、子育て支援策や女性の社会進出を一層進める政策の推進が望まれます。
参考:2006年の人口動態統計(速報)