参考写真 有料老人ホームや訪問介護などの事業所の詳細情報が、ホームページ上で公表されるようになりました。介護保険法改正で始まった新たな情報公開制度で、茨城県内の介護保険事業者の主な介護サービスについて、この4月からインターネットのホームページで閲覧できるようになります。
 介護サービスの情報は、社団法人「シルバーサービス振興会」の介護サービス情報公表支援センターのホームページから都道府県ごとに進み、個別の事業所の情報を見ることができます。
参考:全国介護サービス情報サイト一覧
 このホームページを観ると、中々選択が難しい介護保険業者の内容を、具に比較することが出来ます。
 例えば、訪問介護事業者の場合、「3.事業所等において介護サービスに従事する従業員に関する事項」を注目すると、従業員のの人数や資格などが明確になります。経験年数や、前年度の退職者数まで公開されています。常勤が多いかどうか、社会福祉士、介護福祉士、訪問介護員1級などの有資格者が多いかどうかなども、判断の大きなポイントとなります。また、「4.介護サービスの内容に関する事項」では、利用者の人数の増減もわかります。著しく減っている場合は、たとえ大規模な施設であっても要注意ということになります。
 また、このデータベースの特徴に「しおり機能」があります。利用したい複数の事業者にしおりを付けると、簡単にその事業者を比較することができます。(同じ種類の介護サービス項目を、3事業所まで比較することができます)
 介護保険は、複数の事業者のサービスを利用者が自由に選べることに、その特徴があります。しかし、今までは利用者が得られる情報の不足から、本当に利用者にあったサービスを受けることが難しかったことも事実です。こうした情報を積極的に利用していくことが、介護保険を上手に利用する決め手になるかもしれません。