県企画部長も前向きに検討を確約:県議会予算特別委員会で
3月19日の県議会予算特別委員会で、井手よしひろ県議は、県北地域の振興策について麦島県企画部長に質問しました。
「いばらき・さとやま生活」については、お試し居住の拡充を提案し、来年度は5件程度の件数の拡大をめざす方針が示されました。
KDDI茨城衛星通信センターの利活用に関しては、来年度(07年度)、県、地元市(日立市と高萩市)、茨城大学、国立天文台、KDDIならびに地元関係者を含めた検討委員会を立ち上げて、電波天文台への転用計画を具体化するとの答弁がありました。
さらに、県北地域の活性化のために、サーフィンを活かした「サーフツーリズム」の展開を提案。企画部長は、日立市との協議の上、国の新たな交付金制度も精査し、前向きに検討を行うとしました。
県では、今年度から「いばらき さとやま生活」を打ち出し、各種事業に取り組んでいます。これまでの取組内容と実績はどのようなものがあるかおたずね致します。
また、グリーンふるさと振興機構がH18年に大子町にお試し田舎暮らし住居として「小林邸」を整備しました。これまで3組の方が入居し、すでに9月まで入居者が決定しているとお聞きしています。私も1月末に、小林邸を実際に訪問し、京都からお出でになっているお試し入居者から実際に、興味深いお話を伺ってまいりました。
県北地域は、地域的に広範囲で山だけではなく海もあります。また、地域の人々に広く取組を知ってもらうためにも、もう少しお試し住居事業の件数の拡大を図ってはどうかと提案いします。企画部長のお考えをお聞かせください。
KDDI茨城衛星通信センターについては、今月末をもって閉局することが決定し、3月16日には、私も出席いたしましたが、同施設の閉局式が開催されたところです。
閉局後のパラボラアンテナを含むこのセンター跡地の有効活用については、昨年第3回定例会一般質問においても質問いたしましたが、その後の検討や交渉の進捗状況を含め、今後の活用について、企画部長にお伺いいたします。
一昨日(3月17日)、茨城通信センターの佐藤和雄センター長とお会いし、様々お話を伺ってきました。その中で、4月1日以降の管理体制が明確になっておらず、この春の桜の花見に施設を開放していただけるかどうか、明確になっていないと言うことでした。県は、日立市、高萩市、および事業者との連携を図り、地域住民が楽しみにしています、敷地内での花見が今年も出来ますようご努力を要望いたします。
海岸資源を活用し、マリンレジャー、特にサーフィンを通じた交流人口の増加による地域振興を「サーフツーリズム」として提案させていただきたいと思います。
私どもが住む日立市の河原子海岸北浜一帯は、サーフィンが盛んな場所であり、サーファーの間では隠れた人気スポットとなっています。
参考のためにパネル及び図表を用意いたしました。予算特別委員会資料2をご覧いただきたいと思います。
今年6月、この河原子北浜に、日立市が整備を行っております「臨海公園」が完成することになっています。市街地に近いところに延長1.5キロにも及ぶすばらしいサーフスポットが整備されることになります。
福島県では、サーフィンのプロ選手による世界大会誘致に3年間で600万円の補助を行い、南相馬市でサーフツーリズムの振興を支援しています。こうした努力により、一見サーフィンには縁遠いと思われる福島県の北部海岸地域で、年間7万人ものサーファーの入り込みが確認されています。
一方、国では、平成19年度から各種基盤整備(ハード)と地域の自由な意思に基づく地域づくり(ソフト)の両方を対象とする地域自立・活性化交付金制度を創設すると伺っています。
茨城県でも、このような制度を活かして海岸資源を活用し、サーフツーリズムによる地域活性化と海岸保全に取り組んではどうかと提案いたします。企画部長のご所見をお伺いいたします。
3月19日の県議会予算特別委員会で、井手よしひろ県議は、県北地域の振興策について麦島県企画部長に質問しました。
「いばらき・さとやま生活」については、お試し居住の拡充を提案し、来年度は5件程度の件数の拡大をめざす方針が示されました。
KDDI茨城衛星通信センターの利活用に関しては、来年度(07年度)、県、地元市(日立市と高萩市)、茨城大学、国立天文台、KDDIならびに地元関係者を含めた検討委員会を立ち上げて、電波天文台への転用計画を具体化するとの答弁がありました。
さらに、県北地域の活性化のために、サーフィンを活かした「サーフツーリズム」の展開を提案。企画部長は、日立市との協議の上、国の新たな交付金制度も精査し、前向きに検討を行うとしました。
県議会=記者席から
茨城新聞(2007/3/20付け)
○井手義弘氏(公明)はグリーンふるさと振興機構が推進する「いばらき・さとやま生活」や日立市の河原子海岸を生かした「サーフツーリズム」の推進など、県北地域の振興策を提案し、麦島健志企画部長は答弁でいずれも前向きな姿勢を示した。
サーフツーリズムは河原子海岸北浜浜がサーファーたちの隠れた人気スポットであることに着眼。日立市が整備する臨海公園完成や国の地域自立・活性化交付金制度創設を機に地域活性化と海岸保全の一挙両得を狙う。県北出身の井手氏ならではの斬新な発想で地域振興を「波に乗せよう」との思いを込めた。
「いばらき さとやま生活」事業の拡充について
県北振興策について企画部長におたずねします。県では、今年度から「いばらき さとやま生活」を打ち出し、各種事業に取り組んでいます。これまでの取組内容と実績はどのようなものがあるかおたずね致します。
また、グリーンふるさと振興機構がH18年に大子町にお試し田舎暮らし住居として「小林邸」を整備しました。これまで3組の方が入居し、すでに9月まで入居者が決定しているとお聞きしています。私も1月末に、小林邸を実際に訪問し、京都からお出でになっているお試し入居者から実際に、興味深いお話を伺ってまいりました。
県北地域は、地域的に広範囲で山だけではなく海もあります。また、地域の人々に広く取組を知ってもらうためにも、もう少しお試し住居事業の件数の拡大を図ってはどうかと提案いします。企画部長のお考えをお聞かせください。
KDDI茨城衛星通信センターのパラボラアンテナを電波天文台へ転用
続いて、KDDIパラボラアンテナの利活用について質問いたします。KDDI茨城衛星通信センターについては、今月末をもって閉局することが決定し、3月16日には、私も出席いたしましたが、同施設の閉局式が開催されたところです。
閉局後のパラボラアンテナを含むこのセンター跡地の有効活用については、昨年第3回定例会一般質問においても質問いたしましたが、その後の検討や交渉の進捗状況を含め、今後の活用について、企画部長にお伺いいたします。
一昨日(3月17日)、茨城通信センターの佐藤和雄センター長とお会いし、様々お話を伺ってきました。その中で、4月1日以降の管理体制が明確になっておらず、この春の桜の花見に施設を開放していただけるかどうか、明確になっていないと言うことでした。県は、日立市、高萩市、および事業者との連携を図り、地域住民が楽しみにしています、敷地内での花見が今年も出来ますようご努力を要望いたします。
サーフツーリズムによる地域の活性化と海岸保全について
県北振興策の3点目として、サーフツーリズムによる地域の活性化と海岸保全について、企画部長に伺います。海岸資源を活用し、マリンレジャー、特にサーフィンを通じた交流人口の増加による地域振興を「サーフツーリズム」として提案させていただきたいと思います。
私どもが住む日立市の河原子海岸北浜一帯は、サーフィンが盛んな場所であり、サーファーの間では隠れた人気スポットとなっています。
参考のためにパネル及び図表を用意いたしました。予算特別委員会資料2をご覧いただきたいと思います。
今年6月、この河原子北浜に、日立市が整備を行っております「臨海公園」が完成することになっています。市街地に近いところに延長1.5キロにも及ぶすばらしいサーフスポットが整備されることになります。
福島県では、サーフィンのプロ選手による世界大会誘致に3年間で600万円の補助を行い、南相馬市でサーフツーリズムの振興を支援しています。こうした努力により、一見サーフィンには縁遠いと思われる福島県の北部海岸地域で、年間7万人ものサーファーの入り込みが確認されています。
一方、国では、平成19年度から各種基盤整備(ハード)と地域の自由な意思に基づく地域づくり(ソフト)の両方を対象とする地域自立・活性化交付金制度を創設すると伺っています。
茨城県でも、このような制度を活かして海岸資源を活用し、サーフツーリズムによる地域活性化と海岸保全に取り組んではどうかと提案いたします。企画部長のご所見をお伺いいたします。