公明党が強く推進している公共サービスの担い手を官と民の競争入札で決める「市場化テスト」が、導入目的のコスト削減とサービスの質向上で大きな成果を挙げています。
市場化テストは、これまで政府や各省庁など「官」が独占して提供してきた公共サービスを、官と民間が対等な立場、公平な条件の下で入札し、価格と質で優れた方が落札してサービス提供する制度です。この市場化テストのルーツは、1980年代に英国のサッチャー政権が導入した「Market Testing」にあります。公共サービスに競争原理を導入することにより、より良いサービスの実現や、コスト削減を図ることなどが目的です。米国や英国では水道や道路の管理、刑務所の運営などで市場化テストが導入され、大きな成果をあげています。
政府は市場化テスト導入に当たり、公共サービスを民間に委ねられるかどうかを試すモデル事業として8事業を2005年度から開始しています。そのうち、開始以前と比較ができる国民年金の収納事業では、2年間の通算コストが半額になったことが明らかになりました。
国民年金の収納事業の官民競争入札が行われた全国5カ所の社会保険庁事務所では、政府が担当した2004年度の経費に基づいて決めた競争入札の予定価格の合計2億3000万円に対し、落札額は1年目で約1億4000万円、2年目で約1億円となり、2年通年では従来の半額となりました。
一方、民間業者が請け負った場合の納付実績も“官”より成果を挙げており、2005年の10月から2006年9月の1年間で、何カ月分の保険料を集めたかを示す納付月数も、社会保険庁の2004年度実績を2.3%上回りました。
このほか、年金電話センターやキャリア交流プラザなどの他のモデル事業でも、2年目の落札額が1年目から大幅に減るなどの成果が出ています。
市場化テストは昨年(2006年)6月に公共サービス改革法が成立し、06年9月に本格スタート。既に「人材銀行」での職業紹介サービスや「私のしごと館」での職業体験など6事業で民間に開放した入札が行われ落札者が決定され、4月1日から事業が実施されます。
さらに、来月(4月)以降、独立行政法人の業務で、在日外交官向けの日本語研修事業や、文化芸術交流事業など7事業での入札も予定されています。
また、政府は、旅券や車庫証明関係の窓口業務などでの市場化テスト導入も検討しています。
市場化テストは、これまで政府や各省庁など「官」が独占して提供してきた公共サービスを、官と民間が対等な立場、公平な条件の下で入札し、価格と質で優れた方が落札してサービス提供する制度です。この市場化テストのルーツは、1980年代に英国のサッチャー政権が導入した「Market Testing」にあります。公共サービスに競争原理を導入することにより、より良いサービスの実現や、コスト削減を図ることなどが目的です。米国や英国では水道や道路の管理、刑務所の運営などで市場化テストが導入され、大きな成果をあげています。
政府は市場化テスト導入に当たり、公共サービスを民間に委ねられるかどうかを試すモデル事業として8事業を2005年度から開始しています。そのうち、開始以前と比較ができる国民年金の収納事業では、2年間の通算コストが半額になったことが明らかになりました。
国民年金の収納事業の官民競争入札が行われた全国5カ所の社会保険庁事務所では、政府が担当した2004年度の経費に基づいて決めた競争入札の予定価格の合計2億3000万円に対し、落札額は1年目で約1億4000万円、2年目で約1億円となり、2年通年では従来の半額となりました。
一方、民間業者が請け負った場合の納付実績も“官”より成果を挙げており、2005年の10月から2006年9月の1年間で、何カ月分の保険料を集めたかを示す納付月数も、社会保険庁の2004年度実績を2.3%上回りました。
このほか、年金電話センターやキャリア交流プラザなどの他のモデル事業でも、2年目の落札額が1年目から大幅に減るなどの成果が出ています。
市場化テストは昨年(2006年)6月に公共サービス改革法が成立し、06年9月に本格スタート。既に「人材銀行」での職業紹介サービスや「私のしごと館」での職業体験など6事業で民間に開放した入札が行われ落札者が決定され、4月1日から事業が実施されます。
さらに、来月(4月)以降、独立行政法人の業務で、在日外交官向けの日本語研修事業や、文化芸術交流事業など7事業での入札も予定されています。
また、政府は、旅券や車庫証明関係の窓口業務などでの市場化テスト導入も検討しています。