5月16日、日立製作所はアメリカのゼネラル・エレクトリック(GE)と日本、アメリカ、カナダに原子力関連の合弁会社を設立することで正式合意しました。
 6月上旬に米国とカナダ、7月1日に日本で沸騰水型軽水炉(BWR)の建設・保守を手掛ける新会社をそれぞれ発足させることになりました。新会社発足により、東芝とアメリカの米ウエスチングハウス(WH)連合に対抗する新たな日米連合がスタートします。
 日本の新会社は「日立GEニュークリア・エナジー」。資本金は50億円で、日製が80.01%、残りをGEが出資します。注目されていた本社は、茨城県日立市(現日立事業所内)に置かれることになりました。社長には日製の羽生正治・電力グループ原子力事業部長が就任します。日製でBWRの開発や建設、保守、営業にかかわる社員約1500人が、新会社に出向することになります。
 アメリカとカナダに発足する新会社には、日製が4割、GEが6割を出資します。
参考:日立とGEによる原子力事業の新会社「日立GEニュークリア・エナジー株式会社」の概要について(PDF形式、105kバイト)