国民年金に5年以内の事後納付創設を提案
5月22日、公明党政務調査会は、参院選に向けた重点政策の一つとして「『安心の年金』をさらに強く、きめ細かく」と題する年金制度の改善策を決定しました。6月中にまとめる参院選向けマニフェスト(政策綱領)に盛り込む予定です。
これは、2004年の年金改革で公明党案をベースにした「負担」と「給付」の抜本改革を実現し、100年先までの財政を見通した揺るぎない年金制度が確立されたことを受け、特に自営業者など国民年金加入者の年金をより充実するための改善策をまとめたもので、(1)保険料の事後納付制度の創設(2)国民年金基金の改善――の2点が柱となっています。
最初の「保険料の事後納付制度の創設」は、国民年金の保険料の未納による無年金や低年金を防止するための対策です。現行法では、保険料の納付は2年で時効となり、それ以降の事後納付は認められていないが、特例で過去5年にさかのぼって納付できる制度を創設します。追納した保険料は、受け取る基礎年金額にすべて反映されるため、未納期間の短縮や年金給付額の増加につながります。
2点目の「国民年金基金の改善」は、国民年金に任意で上乗せできる国民年金基金について、より加入しやすい環境を整備し、豊かな老後に備える自営業者らの自助努力を支援するものです。
例えば、加入の1口目について、月額約9000円の掛け金で月額3万円(15年間保障付き終身年金で20歳の男性の場合)上乗せできる現行制度を、月額約6000円程度で月額2万円の上乗せができるようにするなど、加入しやすい掛け金へと小口化を進めます。
また現在、60歳前までしか加入できない国民年金基金について、60歳以降も任意で国民年金に加入し保険料を払っている場合には、それと連動して加入し続けられるよう加入年齢を引き上げることを提案します。
参考:国民年金基金について
参考:年金額通知「ねんきん定期便」について
5月22日、公明党政務調査会は、参院選に向けた重点政策の一つとして「『安心の年金』をさらに強く、きめ細かく」と題する年金制度の改善策を決定しました。6月中にまとめる参院選向けマニフェスト(政策綱領)に盛り込む予定です。
これは、2004年の年金改革で公明党案をベースにした「負担」と「給付」の抜本改革を実現し、100年先までの財政を見通した揺るぎない年金制度が確立されたことを受け、特に自営業者など国民年金加入者の年金をより充実するための改善策をまとめたもので、(1)保険料の事後納付制度の創設(2)国民年金基金の改善――の2点が柱となっています。
最初の「保険料の事後納付制度の創設」は、国民年金の保険料の未納による無年金や低年金を防止するための対策です。現行法では、保険料の納付は2年で時効となり、それ以降の事後納付は認められていないが、特例で過去5年にさかのぼって納付できる制度を創設します。追納した保険料は、受け取る基礎年金額にすべて反映されるため、未納期間の短縮や年金給付額の増加につながります。
2点目の「国民年金基金の改善」は、国民年金に任意で上乗せできる国民年金基金について、より加入しやすい環境を整備し、豊かな老後に備える自営業者らの自助努力を支援するものです。
例えば、加入の1口目について、月額約9000円の掛け金で月額3万円(15年間保障付き終身年金で20歳の男性の場合)上乗せできる現行制度を、月額約6000円程度で月額2万円の上乗せができるようにするなど、加入しやすい掛け金へと小口化を進めます。
また現在、60歳前までしか加入できない国民年金基金について、60歳以降も任意で国民年金に加入し保険料を払っている場合には、それと連動して加入し続けられるよう加入年齢を引き上げることを提案します。
公明党が提唱する年金改善策のポイント
◎無年金・低年金の防止へ保険料の「事後納付制度」を創設
◎国民年金基金の改善
・掛け金の小口化で加入しやすく
・国民年金と連動し60歳以上も加入可能に
◎全加入者に「ねんきん定期便」
◎国民年金基金の改善
・掛け金の小口化で加入しやすく
・国民年金と連動し60歳以上も加入可能に
◎全加入者に「ねんきん定期便」

