
日立市と常陸太田市を結んだ日立電鉄線の延長18.1キロのうち、日立市分は13.1キロあります。線路や駅舎・駅前広場の総面積は18万4000平方メートル。この中で94%を占める17万3000平方メートルは、日立電鉄、日立アプライアンス、日立製作所の三社が所有しています。この内、日立市が取得するのは17万平方メートル。線路部分の16万平方メートルは、日立製作所グループ三社が日立市に無償で譲渡します。残りの久慈浜、大沼、大みか駅の駅舎跡地や駅前広場1万平方メートルは、市が不動産を評価し、適正価格で買い取ることになりました。
久慈浜、大みか、大沼駅跡地は適正価格で買い取り
面部分の大沼駅前は、すでに防火水槽用地として、大みか駅北側は跨線橋の階段部分として活用されています。
さらに、久慈浜駅周辺約9700平方メートルは、瀬上川の治水対策や東西連絡道路用地などに利用する計画が示されました。地元の永年の課題であった治水対策と道路問題を一挙に解決できると期待されます。
線路部分は通路拡幅などに活用される見通しで、今後その具体像が検討されます。本年度内にも、土地の引き渡たしが行われる予定です。