東海村が独自に設置を目指す常磐自動車道「東海パーキングエリア」へのノンストップ自動料金収受システム(ETC)専用となるスマートインターチェンジ(スマートIC)の社会実験が早ければ来年(2008年)2月にも開始されることになりました。
参考写真 東海村は、08年秋に一部稼動が予定されている大強度陽子加速器施設(J−PARC)や、原子力災害発生時の住民避難に活用するため、今年1月からスマートIC設置に向けた検討委員会を設置し、周辺道路の安全性や整備方法などについて検討を続けてきました。6月6日には、国土交通省に対して社会実験の実施計画書を提出しました。社会実験のスタートには、国交省の計画承認が必要ですが、村では先行する形で進入路の整備などに着手しています。すでに村議会でも6月定例会で、測量設計と実施設計にかかわる費用約6000万円の補正予算案を可決しており、9月議会にはスマートICへの進入路の整備工事費の補正予算を審議することになっています。
 東海村の計画では、社会実験開始時期は、来年2月から4月までの3ヶ月間とし、その実績によって恒久化されると見込んでいます。
 県内では、友部サービスエリアを活用したスマートICが恒久化されているほか、水戸北スマートICで現在、社会実験が行われています。また、千代田石岡〜岩間IC間でも、茨城空港の開港に向けて、スマートICの設置が進められています。(写真は友部インターに設置されたスマートIC)

(2009/3/29更新)
 東海PAスマートICは、3月29日午後3時に供用開始されました。
<参考>常磐自動車道東海パーキングエリアの地図