NPOや環境系シンクタンク、大学研究者などでつくる持続可能な社会のための政策ネットワーク「エコロ・ジャパン」が、参院選挙の候補者と政党を対象に、環境問題などについての関心や取り組みを採点・評価した「環境通知簿」を公表しました。
 それによると、政党では公明党がトップとなり、個人では元環境副大臣の加藤しゅういち議員がダントツの最高点を獲得しました。
 通知簿は各政党の環境に関する政策や公約、候補者の国会質問など環境問題に対する活動歴を基に総合評価。例えば、「環境に優しい政策を掲げており、具体的な手法や数値目標が盛り込まれている」に該当する場合は5点が加点。それぞれ17項目の合計点数で評価されています。
 主要各党候補者の平均点では、公明党が31点を獲得しトップ。第2位の民主党12.87点の2.4倍と大きく引き離しています。
 さらに、選挙区と比例区を合わせた個人の上位ランキングベスト30では、公明党の加藤しゅういちが227点と第2位の候補者に108点差を付けており、全体の講評でも「ダントツ1位になった加藤修一氏は『行動する環境政治家』を自称するとおり、衆参両院含め環境派の現役政治家No1の存在で、予想通りの評価」と高評価を得ています。
 そのほかベスト30には、公明党から高野ひろし議員が9位、渡辺たかお議員が13位とそれぞれ上位に食い込む健闘を見せています。
 
候補
者名
選挙区政党総合
得点
ランク現新別

1加藤 修一比例区公明党227点AAA+現職

2谷 ひろゆき栃木民主党119点AAA現職

3小川 勝也北海道民主党104点AAA現職

4岡崎 トミ子宮城民主党86点AA+現職

5ツルネン マルテイ 比例区民主党64点AA現職

6長浜 ひろゆき千葉民主党63点AA現職

7紙 智子比例区共産党61点AA現職

8大河原 まさこ 東京民主党57点AA新人

9高野 ひろし埼玉公明党56点AA現職

10小林 ゆたか神奈川自民党42点A+現職