8月17日、井手よしひろ県議は、9月に行う県議会代表質問の質問内容の調査のため、「社会福祉法人茨城いのちの電話」事務局を訪問。秋元元子事務長をはじめ事務局の方々より、いのちの電話の実情や県の支援策などについて、現場の声を伺いました。
全国では自殺者が平成10年以降急増し、毎年3万人前後に上っています。茨城県内でも毎年700人以上が自ら命を絶つ現状があります。 その原因は、高年世代では健康苦、働き盛りの世代では経済・生活苦が目立ちます。
「茨城いのちの電話」は、さまざまな問題をかかえながら、相談をする人もなく、不安と孤独に悩む人たちと、互いによい隣人として心をかよわせ、電話を通して対話する事を目的としたボランティア運動です。全国では51のセンターがあり、茨城県では1985年につくばに「茨城いのちの電話」が開局されました。91年から24時間体制で電話相談を受け付けるようになり、92年には水戸市内に水戸分室を開設しました。現在は、250名余りの相談員が、まったく無償で相談を受けています。
昨年(平成18年)1年間に寄せられた電話相談は、約2万8000件。その内、自殺に関する相談は全体の5.8%にあたる約1600件に上りました。30代28%、20代25%、40代20%の順で、内容は「人生」(47%)、「保健医療」(31%)に集中しています。
「茨城いのちの電話」では、昨年成立した「自殺対策基本法」を受けて、「自殺予防 いのちの電話」事業を受託しています。この取り組みは、毎月10日、朝8時から翌朝の8時までの24時間、フリーダイヤル(0120−738−556)で、自殺に関する相談を受け付けるというものです。
「茨城いのちの電話」の幡谷浩史理事長は「人間は誰しも、自分の思考方法の呪縛から逃れる事が出来ません。唯一、他人との会話によって自分と異なる考え方を発見するのです。また、人間は、どうしようもない事にぶつかると、普通周囲の人間や世の中のせいにします。それなのに、自分を責めたり、自分さえいなければ等と考え、自殺に追い込まれるような人は、深く考えると、本当に尊い人間ではないでしょうか。このような真の意味での優しい人間になる可能性を持つ人を、いのちの電話によって救う事が出来たら、どんなに素晴らしい事でしょう」と、事業報告書の中で綴っています。
いのちの電話の課題は、相談員の不足です。高齢化が進み、6年前に比べて約15%減少しているとのことです。24時間体制を維持できなくなる可能性も出てきています。秋元事務局長によると、相談員の約9割は女性で、約半数を50代が占めています。肉体的疲労や年齢を理由にした退会者が多く、新たに相談員を志望する人が減少しています。相談員はボランティアで、23歳以上62歳以下なら性別、学歴、職業を問わず誰でも応募することが出来ます。所定の審査に合格すると養成講座を約2年間受講し、認定後も継続して研修を受けるシステムになっています。毎年6月に相談員を募集しています。
全国では自殺者が平成10年以降急増し、毎年3万人前後に上っています。茨城県内でも毎年700人以上が自ら命を絶つ現状があります。 その原因は、高年世代では健康苦、働き盛りの世代では経済・生活苦が目立ちます。
「茨城いのちの電話」は、さまざまな問題をかかえながら、相談をする人もなく、不安と孤独に悩む人たちと、互いによい隣人として心をかよわせ、電話を通して対話する事を目的としたボランティア運動です。全国では51のセンターがあり、茨城県では1985年につくばに「茨城いのちの電話」が開局されました。91年から24時間体制で電話相談を受け付けるようになり、92年には水戸市内に水戸分室を開設しました。現在は、250名余りの相談員が、まったく無償で相談を受けています。
昨年(平成18年)1年間に寄せられた電話相談は、約2万8000件。その内、自殺に関する相談は全体の5.8%にあたる約1600件に上りました。30代28%、20代25%、40代20%の順で、内容は「人生」(47%)、「保健医療」(31%)に集中しています。
「茨城いのちの電話」では、昨年成立した「自殺対策基本法」を受けて、「自殺予防 いのちの電話」事業を受託しています。この取り組みは、毎月10日、朝8時から翌朝の8時までの24時間、フリーダイヤル(0120−738−556)で、自殺に関する相談を受け付けるというものです。
「茨城いのちの電話」の幡谷浩史理事長は「人間は誰しも、自分の思考方法の呪縛から逃れる事が出来ません。唯一、他人との会話によって自分と異なる考え方を発見するのです。また、人間は、どうしようもない事にぶつかると、普通周囲の人間や世の中のせいにします。それなのに、自分を責めたり、自分さえいなければ等と考え、自殺に追い込まれるような人は、深く考えると、本当に尊い人間ではないでしょうか。このような真の意味での優しい人間になる可能性を持つ人を、いのちの電話によって救う事が出来たら、どんなに素晴らしい事でしょう」と、事業報告書の中で綴っています。
いのちの電話の課題は、相談員の不足です。高齢化が進み、6年前に比べて約15%減少しているとのことです。24時間体制を維持できなくなる可能性も出てきています。秋元事務局長によると、相談員の約9割は女性で、約半数を50代が占めています。肉体的疲労や年齢を理由にした退会者が多く、新たに相談員を志望する人が減少しています。相談員はボランティアで、23歳以上62歳以下なら性別、学歴、職業を問わず誰でも応募することが出来ます。所定の審査に合格すると養成講座を約2年間受講し、認定後も継続して研修を受けるシステムになっています。毎年6月に相談員を募集しています。
茨城いのちの電話
つくば:029−855−1000(365日24時間受付)
水戸 :029−255−1000(毎日13時〜20時受付)
いのちの電話はいつでもどこでもどこからでもかけられます。
名前をいう必要はありません。
相談内容の秘密は必ず守ります。
特定の思想や宗教をおしつけるようなことはありません。
人生、家族、夫婦、健康、性、対人関係の悩みなど、
さまざまな相談が寄せられています。
専門機関とも連携を持ち、どんな相談にも速やかに、
応じられるよう、配慮しています。
社会福祉法人茨城いのちの電話事務局
つくば 月〜金(9:00-17:00) 029-852-8505
水戸 月〜金(13:00-17:00) 029-244-4722
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~IID/
水戸 :029−255−1000(毎日13時〜20時受付)
いのちの電話はいつでもどこでもどこからでもかけられます。
名前をいう必要はありません。
相談内容の秘密は必ず守ります。
特定の思想や宗教をおしつけるようなことはありません。
人生、家族、夫婦、健康、性、対人関係の悩みなど、
さまざまな相談が寄せられています。
専門機関とも連携を持ち、どんな相談にも速やかに、
応じられるよう、配慮しています。
社会福祉法人茨城いのちの電話事務局
つくば 月〜金(9:00-17:00) 029-852-8505
水戸 月〜金(13:00-17:00) 029-244-4722
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