桜川市から県庁まで15分の時間短縮
参考写真 11月14日、NEXCO東日本が建設を進めてきた北関東自動車道の「友部インターチェンジ」から「笠間西インターチェンジ」までの延長9.1kmが開通し、記念式典が笠間市内の本線上の仮設会場で行われました。井手よしひろ県議も、県議会土木委員会を代表して出席しました。
 今日開通したのは、ら茨城県笠間市平町にある「友部インターチェンジ」から同じく笠間市福原にある「笠間西インターチェンジ」までの区間です。これにより地域の暮らしを支える社会基盤が強化され、県西地域の移動時間短縮や三次救急病院への搬送時間の短縮、工業団地への企業進出など、その整備効果は大きいものと期待されています。今回の開通により北関東自動車道の整備延長は全体で約74km、整備率で約5割となりました。
 式典の後、記念のパレードが行われ、井手県議も一足先に北関東道の走行を楽しんできました。路面は高機能舗装が施されており、走行音も低く快適な道路です。周囲の見晴らしも良く、変化に富んだ沿線風景は、紅葉の時期とも重なりすばらしい表情を見せてくれていました。時間短縮効果は15分程度といわれていますが、笠間市内の渋滞を考えると、朝夕のラッシュ時は30分以上の短縮効果があると思われます。
(写真は、友部ICから笠間西IC間の開通テープカット)
笠間西ICと桜川筑西IC間の開通はH20年GW前に
参考写真 開通記念式典でNEXCO東日本の井上啓一社長は、茨城県内の北関東道「笠間西インターチェンジ」から「桜川筑西インターチェンジ」の開通時期を来年(平成20年)のゴールデンウィーク前と発表しました。
 北関東道は、平成21年度内には茨城県のひたちなかから東北道までの区間が全線開通する予定で、平成23年度中には関越道と直結される計画となっています。これにより、常磐道、東北道、関越道の3本の幹線高速道路が環状に結ばれます。茨城県の常陸那珂港は、名実共に関東の海の玄関として機能することとなり、21年度中の開港を目指して整備が進んでいる茨城空港への重要なアクセス道路ともなります。
 ちなみに、北関東道が全通すると水戸・宇都宮間は、現在1時間40分程度かかっていたものが1時間に、水戸・前橋間は4時間が1時間40分程度に大幅に所要時間が短縮される見込みです。
 また今回、北関東自動車道開通にともない、ETCで利用者には「北関“笠間西インターチェンジ・友部インターチェンジ”開通記念!快適実感!おためしキャンペーン」が実施されることになりました。これは笠間西インターチェンジを入口(または出口)としてTTCで利用し、100km以内の区間を走行されと、利用1回ごとにETCマイレージサービスのポイントが、全車種一律で20ポイント(最大160円相当の無料通行分)がプレゼントされるという企画です。期間は11月14日から平成20年1月6日までです。
(笠間西ICの俯瞰写真、写真奥方向が来春開通予定の区間)