参考写真 11月27日、公明党日立市議団(幹事長:額賀俊彦市議会議員)は、樫村千秋日立市長に対して50項目にわたる平成20年度日立市予算編成への要望書を提出しました。厳しい財政状況が続く日立市ですが、公明党市議団は、生活者の目線から優先的に取り組むべき課題について、1、市民生活の向上のために、2、産業の活性化のために、3、市民福祉の充実のために、4、教育文化の振興のために、5、都市基盤の整備のためにの5つの視点から具体的な要望を行いました。
 主な要望項目は以下の通りです。
  • 市民サービスの向上のため、十王支所の休日開庁を実施されたい。また、南部支所の多目的ホールに冷暖房設備を設置されたい。
  • 巧妙な手口による「詐欺」や「悪徳商法」被害が比較的50代〜70代に多いことから、被害状況や手口を知らせるチラシの全戸配布や、各地区コミュニティの各種グループへの出前講座を積極的に開催されたい。さらに、各交流センターでの相談窓口の設置を検討されたい。
  • 公共施設、商業、医療施設等を結ぶ地域間公共交通ネットワークをさらに推進されたい。特に、南部地域「みなみ号」の事業化に続き、十王・中里地区への事業展開を検討されたい。
  • 安心・安全のまちづくりのために、市内JR駅前(常陸多賀駅、小木津駅、十王駅)に交番の設置を県に強く要望されたい。
  • 北部地区に「鞍掛山葬祭場」が供用開始されたことに伴い、市民サービスのバランスを考慮して坂下地区へ「南部葬祭場」(仮称)を早急に建設されたい。
  • ケーブルテレビを活用した市民への各種情報提供の充実を図られたい。併せてケーブルテレビへの加入率30%を目指し、支援策を講じられたい。
  • 公設地方卸売市場については、民営化の方法が困難になったので、廃止の方向に向けて清算等の検討を進められたい。
  • 「奥日立きららの里」の活性化の目玉事業として、東滑川温泉の湯を活用し、露天を含めた天然温泉入浴施設の設置を検討されたい。併せて、入場料の無料化を実施されたい。
  • 海岸線を活用したマリンスポーツ(サーフィン、ビーチバレーボールなど)の全国大会の開催を進められたい。また、日立港湾内に市民の憩いの場として「海釣り公園」の建設を検討されたい。
  • 河原子海岸一帯の活性化策として、東大沼一般廃棄物最終処分場跡地に、海の見える「道の駅」の建設を検討されたい。
  • 「救命救急センター」設置の早期実現に向けて、県に強力に働きかけられたい。
  • 安心して出産ができるよう、産婦人科の医師確保や助産師の育成・発掘及び支援、助産院の増設に取組まれたい。さらに、経済支援として妊婦健診費の助成を、2回から5回へと拡充されたい。
  • 子育て支援策の一案として、第3子以降の保育園や幼稚園の保育料の無料化を検討されたい。また、無認可保育園を含め、施設整備費等の経営支援を検討されたい。
  • 自動体外式除細動器(AED)の公共施設設置をさらに進められたい。また、小中学校教員や市民への救命講習会を計画的に推進されたい。さらに、AEDを交流センターでの各種行事に貸し出しできるよう検討されたい。
  • 知的障害者のためのグループホームの建設を検討されたい。また、市から福祉作業所へ仕事の優先発注や、知的障害者の公務員採用を検討されたい。
  • 増加傾向にある高機能自閉症やLD、ADHDなどの障害を持つ幼稚園児や小学生児童に対し、研修を受けた補助員の増員を検討されたい。
  • 「放課後子ども教室」が県内で118校に拡充されている現状を踏まえ、他の市町村の実施状況を研究し、早急に設置に向けて取組まれたい。
  • 不登校の原因は、いじめ、授業、親子、友人など様々であることから、「スクールカウンセラー」「スクールライフサポーター」の増員を図り、新たに「スクールソーシャルワーカー」等を配置し、支援体制の強化を図られたい。
  • 質の高い生涯学習拠点の拡充のために地域バランスを考慮して、「南部図書館」(仮称)を久慈地区に整備されたい。
  • 国際化に対応した街づくりのために、国際交流拠点をシビックセンター内の空き室(旧・社会福祉協議会)に整備されたい。
  • 世界の恒久平和を目指す取り組みとして、日立市が被災した時期に合わせ、市民総参加の平和行進を実施し、行進後に「語り部」の話や小中学生の代表による「平和都市宣言」の発表など、毎年平和への誓いを新たにする機会をつくられたい。
  • 常磐道の料金割引社会実験第4弾の成果を踏まえ、区間を「水戸ICから北茨城IC」、時間を「終日(土・日を含む)」、割引率を「5割引」に拡大し、第5弾の社l会実験を検討されたい。
  • ETCの普及にともない、今後の渋滞緩和策の有効な手段の一つとして、大久保町付近にETC専用スマートIC「多賀IC」(仮称)の設置を積極的に具体化されたい。
  • 瀬上川、茂宮川、大沼川、大川、鮎川、宮田川、東連津川、十王川の溢水対策・護岸整備をさらに促進されたい。特に、瀬上川の調整池、大川のJR線下の整備を早急に進められたい。
  • 来年開催予定の「国民文化祭」に向けて、大みか駅西口広場の整備を早急に具体化されたい。
  • 塙山アクセスの供用開始については、住民の声を聞いて通勤・通学時の交通安全対策を検討されたい。
  • 「国道6号日立バイパス」の八反原までの整備計画を促進されたい。また、鮎川停車場線(JRから東側)の早期建設を図られたい。