鳥インフルエンザでの80億円の損失が響く
農水省関東農政局茨城農政事務所は、11月30日、2006年の農業産出額を公表しました。これによると、茨城県の農業算出額は3988億円で、 前年に比べ174億円、4.2%減少しました。全国順位は、前年の3位から順位を一つ下げ、北海道、鹿児島、千葉に次いで4位になりました。コメの生産量減少と、鳥インフルエンザの発生による鶏卵生産量の大幅減少が、政策額減の要因となりました。鳥インフルエンザによる損失は80億円程度と見積もられています。
県農林水産部は「千葉を抜いて2位を目指していたので非常に残念だが、鳥インフルエンザが主な要因なので2007年は奪還できると思う。 引き続き2位を目指したい」としています。茨城県の農業産出額は1961年から93年まで、北海道に次いで全国第2位を維持していましたが、94年から第3位になりました。4位になったのはBSEの影響で肉用牛の価格が下落した2001年以来6年ぶりです。
農産物ごとの産出額は、 コメが894億円で前年に比べ44億円(1.7%)減少。 ムギ類は18億円で前年比15億円(45.5%)減少しました。雑穀・豆類は39億円で、落花生の生産量減などにより前年比1億円(2.5%)減少しました。
一方イモ類は、サツマイモの価格上昇などにより、191億円と前年比6億円(3.2%)増加しました。野菜は、キュウリ、トマト、レンコンなどの価格上昇により、1512億円と前年比18億円(1.2%)増加しました。
果実は、クリ、ナシなどの生産量減少により139億円と前年比8億円(5.4%)減少。花きは、鉢植え物の価格上昇により125億円と前年比1億円(0.8%)増加。工芸農作物は葉タバコの生産量が大幅減となり35億円と前年比9億円(20.5%)の減少となりました。
畜産部門では、肉用牛が価格上昇により114億円で前年比7億円(6.5%)増加しました。乳用牛は牛乳価格の低下で174億円と前年比3億円(1.7%)減少しました。
豚肉は生産量減少により393億円と前年比5億円(1.3%)減少しました。ニワトリは鶏卵生産量の大幅減少で272億円と前年比124億円(31.3%)減少しました。
加工農産物は、干しイモ価格の上昇により66億円と前年比4億円(6.5%)増加しました。
市町村別では鉾田市が全国第5位の539億円
2006年の農業産出額の上位市町村をみると、1位は愛知県田原市では724億円(主な品目は「きく」、「豚」及び「キャベツ」)となっており、次いで宮崎県都城市が698億円(主な品目は「豚」及び「肉用牛」)、新潟県新潟市が655億円(主な品目は「米」)、静岡県浜松市が540億円(主な品目は「みかん」及び「米」)、茨城県の鉾田市は539億円(主な品目は「豚」及び「メロン」)で第5位となりました。

県農林水産部は「千葉を抜いて2位を目指していたので非常に残念だが、鳥インフルエンザが主な要因なので2007年は奪還できると思う。 引き続き2位を目指したい」としています。茨城県の農業産出額は1961年から93年まで、北海道に次いで全国第2位を維持していましたが、94年から第3位になりました。4位になったのはBSEの影響で肉用牛の価格が下落した2001年以来6年ぶりです。

一方イモ類は、サツマイモの価格上昇などにより、191億円と前年比6億円(3.2%)増加しました。野菜は、キュウリ、トマト、レンコンなどの価格上昇により、1512億円と前年比18億円(1.2%)増加しました。
果実は、クリ、ナシなどの生産量減少により139億円と前年比8億円(5.4%)減少。花きは、鉢植え物の価格上昇により125億円と前年比1億円(0.8%)増加。工芸農作物は葉タバコの生産量が大幅減となり35億円と前年比9億円(20.5%)の減少となりました。
畜産部門では、肉用牛が価格上昇により114億円で前年比7億円(6.5%)増加しました。乳用牛は牛乳価格の低下で174億円と前年比3億円(1.7%)減少しました。
豚肉は生産量減少により393億円と前年比5億円(1.3%)減少しました。ニワトリは鶏卵生産量の大幅減少で272億円と前年比124億円(31.3%)減少しました。
加工農産物は、干しイモ価格の上昇により66億円と前年比4億円(6.5%)増加しました。
市町村別では鉾田市が全国第5位の539億円
2006年の農業産出額の上位市町村をみると、1位は愛知県田原市では724億円(主な品目は「きく」、「豚」及び「キャベツ」)となっており、次いで宮崎県都城市が698億円(主な品目は「豚」及び「肉用牛」)、新潟県新潟市が655億円(主な品目は「米」)、静岡県浜松市が540億円(主な品目は「みかん」及び「米」)、茨城県の鉾田市は539億円(主な品目は「豚」及び「メロン」)で第5位となりました。