エビ養殖への投資と偽り多額の資金を集めて詐欺容疑で家宅捜索を受けている投資会社「ワールドオーシャンファーム」の会長・黒岩勇容疑者が、旅券法違反と入管難民法違反の疑いで逮捕されていたことが、1月4日のに判明しました。
ワールドオーシャンファームは、フィリピンでのエビ養殖事業に投資すれば1年で2倍になるなどと宣伝し、全国の約4万人から約600億円を集めたとされたと言われています。
黒岩容疑者は昨年12月21日、中央区内の銀行の現金自動預払機(ATM)で、金を下ろそうとしまたが、銀行から通報を受けて駆け付けた捜査員に逮捕されました。
調べによると、黒岩容疑者は他人名義の旅券を所持。昨年5月26日と12月1日、関西空港から他人名義の旅券を使い、フィリピンに出国した疑いがもたれています。
ワールドオーシャンファームは、フィリピンでのエビ養殖事業に投資すれば1年で2倍になるなどと宣伝し、全国の約4万人から約600億円を集めたとされたと言われています。
黒岩容疑者は昨年12月21日、中央区内の銀行の現金自動預払機(ATM)で、金を下ろそうとしまたが、銀行から通報を受けて駆け付けた捜査員に逮捕されました。
調べによると、黒岩容疑者は他人名義の旅券を所持。昨年5月26日と12月1日、関西空港から他人名義の旅券を使い、フィリピンに出国した疑いがもたれています。
エビ養殖投資会長を旅券法違反で逮捕、詐欺容疑でも追及へ
読売新聞(2008/1/4)
投資会社「ワールドオーシャンファーム」(東京都台東区)がエビ養殖に投資すると偽って約4万人から約600億円を集めていたとされる詐欺事件で、同社会長の黒岩勇容疑者(58)が、旅券法違反と入管難民法違反の疑いで警視庁生活経済課に逮捕されていたことが4日わかった。
同課は昨年7月末、同社本社などを詐欺容疑で捜索しているが、黒岩容疑者はその直前から、行方が分からなくなっていた。同課では、詐欺容疑でも同容疑者を追及する。
調べによると、黒岩容疑者は、昨年5月26日と12月1日、関西国際空港から他人名義のパスポートを使ってフィリピンに出国するなどした疑い。
黒岩容疑者は昨年12月20日、逃亡先とみられるベトナムから帰国し、翌21日、東京都中央区の銀行にある現金自動預け払い機(ATM)で、本人名義の口座から現金を引き下ろそうとした。しかし、同口座は、警視庁から凍結依頼が出ていたため、銀行が通報。駆けつけた同課員が、自分の写真をはり付けた他人名義のパスポートを持っていた黒岩容疑者を逮捕した。
黒岩容疑者は昨年5月26日にフィリピンへ渡航。同11月末に3日間だけ帰国したが、同12月1日に同国へ再渡航していた。調べに対し、「旅券は知人から入手した。現金を下ろすために帰国した」などと供述している。
同社は2005年ごろから、「フィリピンでのエビの養殖事業に投資すれば、1年で2倍の配当を支払う」との触れ込みで、全国の出資者から多額の資金を募集。当初は10日ごとに配当を支払っていたが、一昨年秋ごろから支払いが滞るようになり、昨年1月には完全にストップした。
黒岩容疑者は同2月、米国内の銀行口座に4000万ドル(約48億円)を送金したが、米連邦捜査局(FBI)は「犯罪に関与した資金の疑いがある」として口座を凍結している。