2月13日、井手よしひろ県議は茨城西南医療センター病院(境町)を訪れ、院長の高橋正彦医師より救急医療の問題点などについて、ご意見を伺いました。これには、地元の黒木ヒサ子古河市議、櫻井広美坂東市議が同席しました。
茨城県内4番目の救命救急センターとして位置づけられている西南医療センターの救急救命センターは、地域の救急医療の拠点施設として大きな役割を果たしています。救急医療では、最初の治療が運命を決します。西南医療センターでは、突然の急病、脳卒中や心筋梗塞ばかりでなく、交通事故や作業中の事故などによる外傷、広範囲熱傷(大きなやけど)、急性中毒など生命の危機に直面した重傷患者さんを各科専門医の完全なバックアップ体制により、24時間365日受け入れています。また、救急外来(ER)では、すべての救急車はもとより、診療時間外に来院された急病・怪我などの救急患者さんに24時間対応しています。このERは、救命救急センターの外来部門として、救急患者の門戸と位置づけられます。このERを受診する患者は年々増加していて、年間2万8000人を超えています。平均すると1日に77名もの救急患者が来院しています。西南医療センターの救命救急センターの特徴は、県境に位置しているために、茨城県内ばかりでなく、県外からの搬送が24%を越えているところにあります。救急医療に県の境などはありません。それだけ地域から救急医療への期待は大きいといえます。
こうした現状を背景として、高橋院長は、救急医療の更なる充実を力説されていました。ドクターヘリへの対応も、独自にヘリポート施設の整備も具体的に検討するなど、非常に積極的に取り組まれていました。院長自身がアメリカでの救急医療の現場を経験されており、「日本では、ドクターヘリへの取り組みが、先進国に比べて30年以上も遅れているように感じます。茨城県でも一刻も早くドクターヘリを整備すべきです」と熱く語られていました。
また、空症情報などの救急情報システムの整備については、「より精度の高いシステムが必要だが、広域化することによって県都・水戸中心のシステムになることには慎重になる必要がある。医療現場が最も使いやすいシステムの構築が最優先されるべきです」とのご意見をいただきました。
最後に、「厳しい政府や自治体の財政状況の中で、様々な予算の削減が続いていますが、住民のいのちを守る、医療の分野の予算確保は国や自治体の責任だと思う」とのことばには、非常に重みがありました。
参考:茨城西南医療センター病院のホームページ
茨城県内4番目の救命救急センターとして位置づけられている西南医療センターの救急救命センターは、地域の救急医療の拠点施設として大きな役割を果たしています。救急医療では、最初の治療が運命を決します。西南医療センターでは、突然の急病、脳卒中や心筋梗塞ばかりでなく、交通事故や作業中の事故などによる外傷、広範囲熱傷(大きなやけど)、急性中毒など生命の危機に直面した重傷患者さんを各科専門医の完全なバックアップ体制により、24時間365日受け入れています。また、救急外来(ER)では、すべての救急車はもとより、診療時間外に来院された急病・怪我などの救急患者さんに24時間対応しています。このERは、救命救急センターの外来部門として、救急患者の門戸と位置づけられます。このERを受診する患者は年々増加していて、年間2万8000人を超えています。平均すると1日に77名もの救急患者が来院しています。西南医療センターの救命救急センターの特徴は、県境に位置しているために、茨城県内ばかりでなく、県外からの搬送が24%を越えているところにあります。救急医療に県の境などはありません。それだけ地域から救急医療への期待は大きいといえます。
こうした現状を背景として、高橋院長は、救急医療の更なる充実を力説されていました。ドクターヘリへの対応も、独自にヘリポート施設の整備も具体的に検討するなど、非常に積極的に取り組まれていました。院長自身がアメリカでの救急医療の現場を経験されており、「日本では、ドクターヘリへの取り組みが、先進国に比べて30年以上も遅れているように感じます。茨城県でも一刻も早くドクターヘリを整備すべきです」と熱く語られていました。
また、空症情報などの救急情報システムの整備については、「より精度の高いシステムが必要だが、広域化することによって県都・水戸中心のシステムになることには慎重になる必要がある。医療現場が最も使いやすいシステムの構築が最優先されるべきです」とのご意見をいただきました。
最後に、「厳しい政府や自治体の財政状況の中で、様々な予算の削減が続いていますが、住民のいのちを守る、医療の分野の予算確保は国や自治体の責任だと思う」とのことばには、非常に重みがありました。
参考:茨城西南医療センター病院のホームページ