井手よしひろ県議が所属する茨城県議会文教治安委員会では、4月24日午後委員会を開催し、3月に発生したJR荒川沖駅での連続殺傷事故について、小風明県警本部長より事件の検証プロジェクトチームの報告を聴取するとともに質疑を行うことになっています。
参考写真 これに先立ち井手県議は、21日午後、JR荒川沖駅、荒川沖交番などを現地調査しました。
 3月22日、午前11時5分頃発生した連続殺傷事件では、荒川沖駅周辺に配置された県警の捜査員は、犯行直前に下り電車で都内から戻ってきた金川真大容疑者が改札口を出るのを見過ごしました。金川容疑者はいったん西口方面に向かい、西口のエレベータ付近から東口方面に一気に駆け出し、走りながら次々に7人の通行人に斬りつけました。最後に、東口のショッピングセンターには入らず通路脇の階段のらせん階段を駆け下り、たまたま出会った山上高広さんを刺殺するに至りました。
参考写真 この間、警察は様々なミスを重ねていました。まず第1に改札口で金川容疑者を見逃したこと、第2に警備に当たっていた8人の警察官が無線機を所持していなかったため連絡が取れなかったこと、第3にそもそも制服警官を配置しておらず事件の抑止効果がなかったこと、第4に刺された警官は犯人を追跡すること全力を挙げ、他の警官や警察署への連絡が遅れたこと、第5に地域への事件情報や容疑者の手配写真の公開などに不備があったこと、など様々指摘されています。
 井手県議は、現地調査の結果なども含めて県警本部長に再発防止策などを中心に質疑を行う予定です。
(写真上:JR荒川沖駅の東口から西口方面を写す、写真下:ショッピングセンター入り口前に設置された慰霊のための祭壇)