4月25日、茨城県教育委員会は、小中学校の適正規模についての「指針」を取りまとめ、県議会文教治安委員会に報告しました。これは、学校統合等による規模の適正化を図るための指針として、望ましい学級数を示したものです。学校の統廃合は、設置者である市町村が行うものであるため、この指針には強制力はありません。
指針によると、学校統廃合の目安となる公立小中学校の適正規模は、「小学校は12学級以上、中学校は9学級以上」とするとされました。県内の小学校346校(昨年5月現在)のうち、半数以上の346校がこの規模に達していません。中学校は、233校中3分の1の74校が基準以下となっています。
小学校の12学級は、1学年2クラスとなり、クラス替えができる最低限の学級となります。中学の9学級は、1学年3クラスで、クラス替えができ、主要5教科の教科担任を複数配置できる学級数としています。
生徒数は、小学校の場合、1学年2学級以上となるには、41人以上の児童が必要になります。
小中学校の児童・生徒は、ピーク時の1980年代には42万人程度でしたが、少子化の進行に伴い、2007年度には25万人程度に落ち込んでおり、別の学年の子供たちが同じ時間に同じ教諭から指導を受ける複式学級や、全学年1学級の学校も増えています。01年度以降の統廃合により、小学校は25校、中学は2校減少していますが、児童・生徒の減少幅よりも、学校数の減少幅は極端に少なく、今後の大胆な統廃合は避けられない状況となっています。
しかし、小中学校の統廃合には、「通学時間がかかる」「卒業した学校に愛着がある」などと地元住民が反対するケースが多く、スクールバスの配備や地域の理解など、多くの課題を解決しなくてはなりません。
指針によると、学校統廃合の目安となる公立小中学校の適正規模は、「小学校は12学級以上、中学校は9学級以上」とするとされました。県内の小学校346校(昨年5月現在)のうち、半数以上の346校がこの規模に達していません。中学校は、233校中3分の1の74校が基準以下となっています。
小学校の12学級は、1学年2クラスとなり、クラス替えができる最低限の学級となります。中学の9学級は、1学年3クラスで、クラス替えができ、主要5教科の教科担任を複数配置できる学級数としています。
生徒数は、小学校の場合、1学年2学級以上となるには、41人以上の児童が必要になります。
小中学校の児童・生徒は、ピーク時の1980年代には42万人程度でしたが、少子化の進行に伴い、2007年度には25万人程度に落ち込んでおり、別の学年の子供たちが同じ時間に同じ教諭から指導を受ける複式学級や、全学年1学級の学校も増えています。01年度以降の統廃合により、小学校は25校、中学は2校減少していますが、児童・生徒の減少幅よりも、学校数の減少幅は極端に少なく、今後の大胆な統廃合は避けられない状況となっています。
しかし、小中学校の統廃合には、「通学時間がかかる」「卒業した学校に愛着がある」などと地元住民が反対するケースが多く、スクールバスの配備や地域の理解など、多くの課題を解決しなくてはなりません。