
総会では冒頭、12日に発生した四川大地震の被災者に対し、参加者全員で黙祷を捧げました。
日立市日中友好協会の森秀男会長は、四川大地震に対する民間レベルの支援活動の広がりに感謝の言葉を述べました。また、「テレビやマスコミの報道にだけとらわれるのではなく、本当の意味で民間対民間の友好を強化していきたい。今年は、青年交流年でもあり、次の世代の日中友好の潮流を作っていきたい」と抱負を語りました。
挨拶に立った井手県議は、四川大地震の支援募金に1週間で170万円あまりの浄財が寄せられてことを報告しました。さらに、日中間の「戦略的互恵関係」に触れ、これからは中国と日本の国民がお互いに生活が豊かになり、幸せになれるような国際関係を作る必要性を強調しました。
日立市長や地元国会議員の挨拶の後、日立市中国留学生会の代表が挨拶。「日中友好協会によって日本人との交流ができてたいへん嬉しい。特に、春節(旧歴の正月)の催しは、中国に帰ったようで、大変感動しています」「四川大地震に際しては、救急隊をはじめ、いろいろ助けてもらって、言葉では言えないくらい感謝の気持ちでいっぱいです。中国では歴史問題もあって、日本人が嫌いな人もいます。ネットや友達に聞いても、日本人はいい人であったという人が増えています」と語りました。
胡錦涛主席の来日、四川大地震の発生など日中間には新たな歴史のページが開かれたという実感がします。これからも、民間レベル、住民レベルの友好の拡大を続けていきたいと思います。