燃料高騰、漁価の低迷のダブルパンチ。
日本の食卓の守るためにも必要な施策
7月28日、公明党農林水産部会と原油高騰問題緊急対策本部は、水産庁の燃油高騰水産業緊急対策案について協議。「緊急避難対策としては相当踏み込んだ内容になっている」として了承しました。
水産庁の緊急対策は6項目、総額745億円規模となります。漁船の燃料となるA重油価格が昨年(2007年)末から半年間で4割近くも上昇し、操業に深刻な打撃を与えていることを踏まえ、2007年度補正予算と08年度予算を活用して対策を講じることとしています。
対策の柱は、操業の合理化で1割以上の燃油削減に取り組む漁業者グループに対し、燃油費の増加分(07年12月を基準)の9割を国が負担する省燃油実証事業の創設。予算額は80億円で、対象漁業者を限定せず、イカ釣り漁など燃油依存度の高い順に実施します。水揚げ金額が増えた場合には国の負担は減額することとしました。期間は最大2年まで延長可能です。
このほか、省エネに取り組むための無利子融資制度の拡充・新設、休漁・減船への支援、漁業者手取りの確保に向けた水産物買取規模の拡大などを盛り込みました。
茨城県の水産業は、海をはじめとして霞ヶ浦や那珂川、利根川などの内水面でも盛んに行われています。平成18年におけ茨城県の漁業生産高は5億9600万トンで、全国3位の漁業大県です。漁業の中心は大型および中型まき網漁業(いわし、鯖類)と船びき網漁業(しらす、こうなご、おきあみ、さより)で、経営規模が小さい特徴があります。
茨城県の漁業用燃料の価格を調べてみると、大中型まき網漁業の船舶が使用するA重油は、平成16年3月には37円70銭であったものが、今年7月には111円10銭と2.9倍に、船びき網漁業を行う船が使う軽油が47円80銭から122円90銭に2.6倍に高騰しています。(いずれもリッターあたり)
それに対して漁価は低迷し、船びき網漁業の平均漁価は平成14年に319円(1kgあたり)であったものが、平成18年には135円と4割程度に低迷しています。
今回の燃料高は、こうした漁業者についてはまさに死活問題であり、速やかな助成の実現が求められていました。
(2008/8/4一部加筆訂正しました)
日本の食卓の守るためにも必要な施策
7月28日、公明党農林水産部会と原油高騰問題緊急対策本部は、水産庁の燃油高騰水産業緊急対策案について協議。「緊急避難対策としては相当踏み込んだ内容になっている」として了承しました。
水産庁の緊急対策は6項目、総額745億円規模となります。漁船の燃料となるA重油価格が昨年(2007年)末から半年間で4割近くも上昇し、操業に深刻な打撃を与えていることを踏まえ、2007年度補正予算と08年度予算を活用して対策を講じることとしています。
対策の柱は、操業の合理化で1割以上の燃油削減に取り組む漁業者グループに対し、燃油費の増加分(07年12月を基準)の9割を国が負担する省燃油実証事業の創設。予算額は80億円で、対象漁業者を限定せず、イカ釣り漁など燃油依存度の高い順に実施します。水揚げ金額が増えた場合には国の負担は減額することとしました。期間は最大2年まで延長可能です。
このほか、省エネに取り組むための無利子融資制度の拡充・新設、休漁・減船への支援、漁業者手取りの確保に向けた水産物買取規模の拡大などを盛り込みました。
茨城県の水産業は、海をはじめとして霞ヶ浦や那珂川、利根川などの内水面でも盛んに行われています。平成18年におけ茨城県の漁業生産高は5億9600万トンで、全国3位の漁業大県です。漁業の中心は大型および中型まき網漁業(いわし、鯖類)と船びき網漁業(しらす、こうなご、おきあみ、さより)で、経営規模が小さい特徴があります。
茨城県の漁業用燃料の価格を調べてみると、大中型まき網漁業の船舶が使用するA重油は、平成16年3月には37円70銭であったものが、今年7月には111円10銭と2.9倍に、船びき網漁業を行う船が使う軽油が47円80銭から122円90銭に2.6倍に高騰しています。(いずれもリッターあたり)
それに対して漁価は低迷し、船びき網漁業の平均漁価は平成14年に319円(1kgあたり)であったものが、平成18年には135円と4割程度に低迷しています。
今回の燃料高は、こうした漁業者についてはまさに死活問題であり、速やかな助成の実現が求められていました。
(2008/8/4一部加筆訂正しました)
若しくは、トラックのみならず通勤車の高速道路料金も極限まで値下げして通勤用燃料費負担軽減が出来るようになれば嬉しいですね。
ガソリン代が下がらなければ、燃費を良くする方法を見出すことでガソリン代高騰分を相殺できれば良いのですが・・・・・。
渋滞はエコの敵ですからね。
まぁ、全ての価格が落ち着くことが一番望ましいのですが、輸入原油に依存している国の宿命ですからそれは無理なんでしょうね。
http://blog.livedoor.jp/jesus036/