8月29日、文部科学省は全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表しました。茨城県の平均正答率は、小学校と中学校の各々、小学、国語、算数(数学)、知識問題(A問題)、応用(B問題)の計8分野で、4分野は全国平均を上回りました。これは昨年の2分野から倍増しており、指導の成果が現れた結果となりました。特に中学校のA問題では昨年順位37位を22位と大きく順位を上げました。
 全体的には国語は得意で、算数数学、殊に活用問題が苦手との傾向があるようです。
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 昨年度の調査では、正答率が全国平均を上回ったのは、中学国語A・Bだけでした。算数Aは、全国を2.1ポイント下回わり全国45位と低迷しました。この結果を受けて、県教育委員会は昨年12月、学校改善支援プランを全小中校に配布。本年度、算数の指導主事を学校に派遣し授業改善に取り組むなど、算数を中心として指導を強化しました。
 その結果、小学校では算数Aの順位は昨年の45位から29位に、中学校では数学Aが37位から22位に順位を上げました。ただし、応用力を問うB問題では、小学校で26位のまま、中学校で35位から37位に順位を下げるなど、まだまだ課題を残す結果となっています。
 一方、国語ではすべての分野で順位を上げました。中でも中学校のB問題では、 文学作品を読み、文章に表れているものの見方や考え方を80字以上、100字以内で説明する問題は正答率が66.4%と、難しい問題でありながら全国平均を5.9ポイントも上回り、読書活動の推進などの効果が表れた結果となりました。
 同時に行われた子どもに生活習慣などを聞くアンケートでは、「海,山,湖,川などで遊んだことがありますか」との設問に「何度もあった」が44.9%(全国平均50.6%)と全国平均を下回り、「普段(月〜金曜日),1日当たりどれくらいの時間,テレビゲームをしますか」との設問には、1時間以上との回答が51.4%(全国平均47.8%)と過半数に達したことが気がかりです。
参考:平成20年度全国学力・学習状況調査の結果について(文部科学省)