『北関』で東北道と常磐道がつながります!!
〜12月20日北関東道?真岡IC〜桜川筑西IC間が開通〜

平成20年9月25日
東日本高速道路株式会社

 NEXCO東日本(東京都千代田区、代表取締役会長:八木重二郎)が建設を進めてきました北関東自動車道(愛称:『北関(きたかん)』)の真岡インターチェンジ(IC)から桜川筑西IC(延長14.9km)が開通し、東北道と常磐道がつながります。
 今回の開通により『北関』の整備延長は全体で約122km、整備率約8割となります。
 あわせて、都賀IC〜壬生IC間に建設中の壬生パーキングエリア(PA)と、笠間西IC〜友部IC間に建設中の笠間PAも同日完成します。

 9月25日、東日本高速道路(NEXCO東日本)は、北関東自動車道の桜川筑西インターチェンジ(IC)と栃木県側の真岡(もおか)IC間(14.9キロ)が12月20日午後3:00に開通すると発表しました。この区間の事業費は570億円。
参考写真
 これにより、常磐道と東北道が直結され、茨城、栃木、群馬、埼玉の北関東の連携が格段に深化されます。
 また、栃木県側の都賀〜壬生IC間に建設中の壬生パーキングエリア(PA)と、笠間市内の笠間西〜友部IC間に建設中の笠間PAも、12月20日午前11:00、オープンされることになりました。
 NEXCO東日本によると、北関東道による常磐道と東北道の直結により、栃木県〜茨城県間の移動距離・時間が大幅に短縮。例えば、栃木県庁から茨城県庁までの移動距離が約9km、移動時間が約30分短縮されます。それにより、栃木県と茨城県を結んだ高速ルートが形成され、北関沿線の観光地への新たな集客が期待され、栃木県と常陸那珂港をダイレクトに結ばれることで、広域物流ネットワークを構築して、物流効率を高めることが期待されます。
 また、災害や大規模交通事故などで高速道路の一部区間が不通になった場合でも、今回の開通により迂回ルートが確保され、リダンダンシーが向上するとされます。
 さらに、一般道から北関道へ交通が転換され、時間短縮や交通事故などの減少等により年間約215億円の経済効果が発生すと試算しています。
 茨城県にとっては、常陸那珂港や茨城空港の利用促進、広域観光の促進など幅広い分野での北関東地域の連携がより一層進むことを期待されます。