11月16日、井手よしひろ県議は、子供たちのネット環境を守る取り組みの先進事例を調査するため、埼玉県教育局を訪れ、「ネットいじめ等対策検討委員会」の会議内容を傍聴しました。今回傍聴した検討委員会は、群馬大学特任教授の下田博次先生(NP0青少年メディア研究協会理事長)が委員長を務め、「ネットいじめ対応マ二ュアル」(仮題)の作成を進めています。
参考写真 現在、子供たちのネット環境(携帯電話のネットサービスが中心)は、大人が知らない様々なリスクが存在しています。プロフ・個人情報の流出・出会い系サイトの危険・犯罪予告・架空請求チェーンメールなど、その危険性は大きなものがあります。
 対策委員会では、子供たちを取り巻くネット環境のリスクやそれに対する対応策などをまとめた対応マ二ュアルを現場の教師向けに作成しています。事故発生後の対応編と予防・防止編の2部形式で構成されており、ネットのリスクを具体的に明示し、それぞれへの対応を、詳細に記述する内容です。
 また、ネットリスクを回避するための各学級での指導案の事例やいわゆる学校裏サイトなどの発見・観察方法などが網羅されています。
 埼玉県教育委員会では、来年(H21年)1月までに取りまとめ、すべての教師に配布することのしています。
 検討会議を傍聴し、地域ごとに決め細やかな対応策を具体化することの重要性を実感しました。茨城県の教育委員会の対応もこれから本格化されます。県議会の立場で、子供たちのネット環境を守る取り組みを強めてまいりたいと決意を新たにしました。