茨城県空港港対策課からの説明によると、10月28日付で、マレーシアからの渡航者のビザ発給手続きが簡素化されました。
茨城空港への海外航空会社の誘致にあたって、「エア・アジアX」のアズラン・オスマンラニ最高経営責任者(CEO)らが7月17日、18日の両日茨城県を訪れました。その際、アズランCEOらからは、「マレーシアから日本に入国する際には、ビザの取得を勧奨する制度がある。ビザ取得には様々な証明書が必要だが、個人旅行の場合は、ビザの取得方法が分からない、あるいは、申請書類が煩雑なために、旅行の動機が薄まってしまう」との指摘があり、県を通して外務省へビザの発給の簡素化を求める声が寄せられました。
その後、県は外務省への働きかけを行ってきました。10月28日付で、これまで必要だった「旅行代理店が発行したフライト予約確認書」、「旅行明細書」、「宿泊予約書」の3種類の書類提出を、「滞在期間中の日程表」のみの提出で、ビザの申請が可能となりました。同日付で、在マレーシア日本大使館のホームページで公表されました。
井手よしひろ県議は、このビザ発給の簡素化についても、9月県議会代表質問で取り上げました。茨城県空港対策課長の説明では、今後とも、一層のビザ発給の簡素化や取得勧奨制度の廃止について、国に働きかけを続けていくとのことでした。
参考:在マレーシア日本大使館のホームページ
これで茨城ではなく羽田に就航してしまうと本末転倒なので(私は個人的に羽田就航を望んでいますが(汗))、そうならないように、エアアジアと密な交渉と連絡を取っていく必要がありますね。このことで、茨城が動けば、国も動かせるという、1つの事例が作れたわけです。今後も需要予測のやり直し等、国に働きかけてしかるべきことを、やっていただきたいなと思います。