参考写真 茨城県内の4つの重要港湾のうち、日立港、常陸那珂港、大洗港の県北3港が年内に統合されることになりました。県は、12月3日から間会する第4回定例県議会に、県港湾施設管理条例の一部改正案を提出します。3港統合後は、1つの港湾として機能することになります。名称は「茨城港」とし、既存の港湾はそれぞれ「日立港区、大洗港区、常陸那珂港区」とすることになります。
参考写真 平成19年の実績で、茨城港(日立港・大洗港・常陸那珂港を合算した)の取扱貨物量については、過去最高の取扱貨物量となりました。平成18年の全国港湾取扱貨物量ランキングにおいては茨城港は、全国第38位に相当する規模があります。
 統合の背景には、茨城県が陸海空の物流ネットワークの拠点として、大きなポテンシャルがあることが挙げられます。北関東自動車道が、12月20日に桜川筑西インターチェンジ(IC)と真岡IC間(約15キロ)が開通し、東北道と直結することになります。また、2010年3月には、茨城空港が開港するなど、北関東の海の玄関、空の玄関口としての茨城県の可能性は高まっています。また、港湾後背地への企業立地など、本県の「産業大県」づくりにも3港の統合は不可欠です。
 今までは、日立港に寄港してさらに常陸那珂港に入港すると、別々に港湾使用料を徴収されましたが、統合後は利用料の支払いは一回で済むようになります。これまで以上に、3港の特徴を生かしながら港湾機能の連携を高めることが出来るようになります。
 県議会で条例改正が認められれば、12月25日から新たな「茨城港」がスタートすることになります。
参考:いばらきの港(茨城県港湾課)のホームページ