
3回目のとなる本年度の「いばらきイメージアップ大賞」受賞者は、サッカーJリーグ一部で二連覇を達成した「鹿島アントラーズFC」と、世界初のロボットスーツ・HALを開発した「筑波大の山海嘉之教授とサイバーダイン社」に決まりました。
奨励賞は「大子町のまちおこし」、「行方市麻生商工会」、「シャトーカミヤ」の3件に決定しました。

サイバーダイン社は2004年に筑波大発のベンチャー企業として設立。世界初のロボットスーツ・HALを開発しました。今年は介護・福祉施設向けにリースを始め、つくば市のイーアスつくば内に体験・展示スタジオも開設しました。将来の有望分野であるロボットをつくばから国内外に発信し、産業大県を目指す茨城県のイメージアップに貢献しました。

行方市麻生商工会は、コンサルタントに頼らず、アメリカナマズの薫製ハム「湖(かわ)ふぐ」、ご当地丼の「行方丼」、ちんげん菜の漬け物「なめちん」などを次々に開発。食を通して地域の活性化に取り組みました。
シャトーカミヤは、牛久市にあるワイン醸造所。明治36年建造の日本初のワイン醸造所で、今年、国の重要文化財に指定されました。さくら祭り、ワイン祭り、冬のイルミネーションなど年間50万人の観光客を集める観光資源です。
表彰式は来年2月、東京都都内で開かれる予定です。
(写真上:サイバーダイン社のロボットスーツ・HAL、写真中:アントラーズ選手による小学校訪問、写真下:シャトーカミヤのイルミネーション)