参考写真 茨城県では“元気ないばらきづくり”を推進するため、「いばらきイメージアップ大賞」を平成18年に創設しました。「いばらきイメージアップ大賞」は、「元気ないばらき」のイメージアップとなる県民・企業・行政などの様々な取り組みを表彰し、県内外にアピールすることで、郷土への誇りの醸成し、茨城県の一層のイメージアップを図ることが目的です。
 3回目のとなる本年度の「いばらきイメージアップ大賞」受賞者は、サッカーJリーグ一部で二連覇を達成した「鹿島アントラーズFC」と、世界初のロボットスーツ・HALを開発した「筑波大の山海嘉之教授とサイバーダイン社」に決まりました。
 奨励賞は「大子町のまちおこし」、「行方市麻生商工会」、「シャトーカミヤ」の3件に決定しました。
参考写真 鹿島アントラーズは、リーグ戦の連覇で、通算12冠を達成。鹿嶋や周辺のホームタウン5市と連携し、幅広い地域貢献を実施。輝かしい戦績を残して茨城県の知名度向上に貢献し、ホームタウン内の全小学校への巡回訪問など、地域に根差した活動が評価されました。
 サイバーダイン社は2004年に筑波大発のベンチャー企業として設立。世界初のロボットスーツ・HALを開発しました。今年は介護・福祉施設向けにリースを始め、つくば市のイーアスつくば内に体験・展示スタジオも開設しました。将来の有望分野であるロボットをつくばから国内外に発信し、産業大県を目指す茨城県のイメージアップに貢献しました。
参考写真 奨励賞の大子町は、「常陸国YOSAKOI祭り」、「読書の町宣言」、「山田ふるさと農場」、「袋田の滝新観瀑台」などの積極的な町おこし事業が評価されました。
 行方市麻生商工会は、コンサルタントに頼らず、アメリカナマズの薫製ハム「湖(かわ)ふぐ」、ご当地丼の「行方丼」、ちんげん菜の漬け物「なめちん」などを次々に開発。食を通して地域の活性化に取り組みました。
 シャトーカミヤは、牛久市にあるワイン醸造所。明治36年建造の日本初のワイン醸造所で、今年、国の重要文化財に指定されました。さくら祭り、ワイン祭り、冬のイルミネーションなど年間50万人の観光客を集める観光資源です。
 表彰式は来年2月、東京都都内で開かれる予定です。
(写真上:サイバーダイン社のロボットスーツ・HAL、写真中:アントラーズ選手による小学校訪問、写真下:シャトーカミヤのイルミネーション)