1月22日、米国オバマ新大統領の就任式が終わって、様々なニュースが伝わってきています。
 その中でも度肝を抜かれたのは、宇宙から撮影された就任式の衛星写真です。
Satellite image courtesy of GeoEye
 これは、グーグルマップに衛星写真を提供することになり有名になった「ジオアイ」社の人工衛星GeoEye-1が撮影したものです。大統領就任式当日の連邦議事堂からホワイトハウスに至るまでの様子が克明に撮されています。 GeoEye-1は681キロの上空から地上を撮影し、写された写真は50センチ四方の物体まで分析できると言われています。
 この日、ワシントンには200万人の観衆が全世界から集まったとされていますから、暇のある方は写真に写った人間の頭の数を数えてみると良いかもしれません。
 「ジオアイ」社のサイトには、8218×2700(ピクセル)の全体写真(3588M)が公開されています。是非一度ご覧下さい。
Satellite image courtesy of GeoEye
オバマ大統領が宣誓を行った連邦議事堂
Satellite image courtesy of GeoEye
ワシントン記念塔の回りに集まった群衆(多くの観衆が集まっている先には大型スクリーンがあります)
参考写真
 また、ワシントンポストの「ゴミもまた歴史的」(The Trash Was Historic, Too)との見出しの記事によると、オバマ大統領の就任式と関連の行事で出たゴミの量は、130トンにも上りました。
 ほとんどのゴミ箱が安全保障上の理由で取り外されて、記録破りの群衆が街に集まったので、後に残されたゴミの山は歴史的な量となりました。
 また、就任式の人出に備えて会場周辺には5000個の簡易トイレが設置されたとのことで、これは一度に設置された簡易トイレの数としては、これもアメリカ史上最大だそうです。