定額給付金の申請 日高町受け付け開始
朝日新聞(2009年2月25日)
 日高支庁日高町は23日から道内でトップを切って定額給付金の申請受け付けを始めた。国からの交付を見越したもので、各家庭に配布した申請書と身分証明書などを受付窓口に持参すると、後日、町から銀行口座などに振り込まれる。対象者は約1万4千人で、振り込まれるのは3月23日以降になるという。
 三輪茂町長は「事務費などを含めて約2億2千万円の事業。3月1日には臨時窓口を22カ所設置して処理を進めたい」としている。
 総務省広報室は「把握しているなかでは全国でもトップではないか」と話している。
 定額給付金をめぐる国民の関心は、もはやどの市町村が給付金を支給するかに移ってきたようです。
 2月24日の記者会見で、鳩山邦夫総務相は、福島県南会津町が定額給付金を受け取るために必要な申請書を住民に発送したことを明らかにし、南会津町が支給第1号かと報道されました。
参考写真 しかし、北海道の日高町では、すでに今月20日に定額給付金の給付申請書を発送しており、住民が身分証明書などを持参し、24日から申請手続きを行っていることが、今日になって一斉に報道されました。
 定額給付金は、関連法案がまだ成立していませんが、申請手続きは、先行してできることになっており、今後全国各地からこのような嬉しいニュースが届くことでしょう。
 日高町での給付金の対象者はおよそ1万4000人で、支給総額はおよそ2億2000万円です。
 北海道の日高町は、町議会が定額給付金について、「地方が自由に使える交付金にするなど制度の見直しを求める意見書」を採択し、話題となりました。主張すべきことは主張し、決まったらどこよりも早く実行するということでしょうか。こうした姿勢は評価に値すると思います。
 ただし、定額給付金の振込自体は、3月23日以降になるそうです。民主党をはじめとする野党の国民の生活を顧みない参議院での審議放棄に、有権者の堪忍袋ももう限界となっています。