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 昨年6月から実証実験が行われていた高速バス(首都高速・八潮PA)からつくばエクスプレス(TX八潮駅)の乗り継ぎ運行が、今日(4月1日)から本格運行されます。
 低廉な運賃(100円)で鉄道に乗り継ぎ、途中の渋滞に左右されることなく、目的地まで到着できるという交通システム。井手よしひろ県議も、実際に試乗してみましたが(高速バスとTXの乗継ぎ実証実験を体験)、が料金的にも時間的にもパフォーマンスが高い移動法です。是非、一度活用されてはいかがでしょうか。
対象バス路線
  • 高速バス路線の上り便(茨城県内から東京方面)全便(1日あたり約90便)
  • 常総ルート(水海道駅、岩井、猿島発東京駅行)
  • 水戸ルート(水戸駅発東京駅、新宿駅行)
  • 常陸太田・常陸大宮・大子ルート(常陸太田、常陸大宮、大子発東京駅、新宿駅行)
  • 日立ルート(日立駅発東京駅行)
  • 江戸崎ルート(関鉄江戸崎発東京駅行)
  • 東海・勝田ルート(原子力機構前・勝田営業所発東京駅行)

乗継運賃(実証実験期間中と同じ)
100円(八潮駅から秋葉原駅までの各駅間)
通常運賃450円(八潮駅から秋葉原駅間)のところ、100円の乗り継ぎ割引券を高速バスの車内で発売

 「八潮パーキングエリアを活用したレール&高速バスライド検討委員会」(国土交通省関東運輸局、国土交通省関東地方整備局、埼玉県、茨城県、八潮市、首都高速道路(株)、首都圏新都市鉄道(株)、茨城交通(株)、日立電鉄交通サービス(株)、関東鉄道(株)、ジェイアールバス関東(株))では、昨年6月2日から、東京に向かう高速バスを首都高速八潮パーキングに設置したバス停に停車させ、渋滞が予測される場合は、つくばエクスプレスに乗り継いで都内に向かってもらう社会実験をスタートさせました。
 茨城方面から東京方面へ向かう高速バスは、都心へ向けての渋滞等により、到着時間が大きく遅れる場合があります。関東運輸局によると、八潮PA〜向島IC間の所要時間は、高速バスで通常約11分程度ですが、特に午前中は渋滞が激しく、最大約51分もかった例もあります。そのため、東京に向かう上り高速バスの利用者は、「到着時間が予想できない」ため、県内に戻る下りに比べて少ない傾向があります。
 そこで、つくばエクスプレス八潮駅に直線距離で約200メートルと近接する首都高速道路八潮パーキングエリアに降車用のバス停を設置し、高速バスからつくばエクスプレスへの乗り継ぎを可能にすることになりました。
 この実験期間中は、乗り継ぎ利用を希望する利用者に、つくばエクスプレス八潮駅から秋葉原駅までの通常450円の乗車券を、高速バス車内で100円で発売します。つくばTXの八潮駅〜秋葉原駅は区間快速で約17分で、抜群の定時制が魅力です。
 八潮PA手前で高速バス乗務員が、渋滞情報を乗客に提供。乗り継ぎ客がいる場合は、バス停に停車した後、都心に向かいます。TXに乗り継ぐかどうかは乗客が判断します。そのまま高速バスで都心に行くことももちろん可能です。なお、TXに乗り継いだ場合は、自動改札口が通れないので有人の改札口を利用することが必要です。
参考:高速バスとTXの乗継ぎ実証実験を体験