2008年12月の道路交通法施行規則一部改正で、電動自転車がパワーアップ。いままでよりもモーターの力が強くなり乗りやすくなりました。
2008年12月に改正された道路交通法施行規則により、電動自転車のアシスト力を強くすることが可能になりました。電動自転車というのは正しくは電動アシスト付き自転車のことで、人がこぐ力を電動モーターで補助(アシスト)する乗り物です。それまでは人の力に対するモーターの力の比率(アシスト比)が最大1:1までに制限されていたのですが、改正でアシスト比が最大1:2までになり、より強力なモーターの力を使えるようになりました。
電動自転車が力を発揮するのはこぎ出しの時や坂道を登るとき。力を入れてペダルを踏んだり、立ちこぎをしてバランスを崩しやすいものですが、こんなとき電動モーターの力が加わると、サドルに腰かけたままでペダルを踏むことができます。
原付の出荷台数を上回る
ここ数年で普及してきたように感じる電動自転車ですが、その歴史は意外と長く、発売は1993年になります。発売から16年の間にさまざまな改良が加えられ、価格も徐々に安くなって女性や高齢者を中心に普及してきました。
自転車協会によれば、2000年の電動自転車の出荷台数は約14万6千台でしたが、2008年には31万6千台と倍の数になり、初めて原付バイク(原動機付き自転車)の出荷台数を上回りました。
高性能バッテリーで走行距離もアップ
最近では、おしゃれなデザインのものやスポーツ車のようなデザインのものも登場しており、若い女性や男性にも購買層を広げています。以前は車体の重量も重く、電池が無くなってしまうと、自力だけでこぐのは無理とも言われていましたが、最近では車重も軽くなり、こげないことはない程度になっています。
バッテリーも高性能なリチウムイオンバッテリーを搭載した車種が主流になっています。気になるバッテリーの“もち”ですが、バッテリーが4アンペアだと約40キロ走れます。車種によってはもっと大きな容量のバッテリーを搭載したものや、オプションで大きなバッテリーを付けることのできるものもあります。またメーカーによっては下り坂やブレーキ時にモーターを発電機として利用し充電して、より長く走れるようにした車種もあります。
バッテリーの充電回数による寿命は300回から400回が目安です。普通に乗れば2年ぐらいはもつ計算になります。
2008年12月に改正された道路交通法施行規則により、電動自転車のアシスト力を強くすることが可能になりました。電動自転車というのは正しくは電動アシスト付き自転車のことで、人がこぐ力を電動モーターで補助(アシスト)する乗り物です。それまでは人の力に対するモーターの力の比率(アシスト比)が最大1:1までに制限されていたのですが、改正でアシスト比が最大1:2までになり、より強力なモーターの力を使えるようになりました。
電動自転車が力を発揮するのはこぎ出しの時や坂道を登るとき。力を入れてペダルを踏んだり、立ちこぎをしてバランスを崩しやすいものですが、こんなとき電動モーターの力が加わると、サドルに腰かけたままでペダルを踏むことができます。
原付の出荷台数を上回る
ここ数年で普及してきたように感じる電動自転車ですが、その歴史は意外と長く、発売は1993年になります。発売から16年の間にさまざまな改良が加えられ、価格も徐々に安くなって女性や高齢者を中心に普及してきました。
自転車協会によれば、2000年の電動自転車の出荷台数は約14万6千台でしたが、2008年には31万6千台と倍の数になり、初めて原付バイク(原動機付き自転車)の出荷台数を上回りました。
高性能バッテリーで走行距離もアップ
最近では、おしゃれなデザインのものやスポーツ車のようなデザインのものも登場しており、若い女性や男性にも購買層を広げています。以前は車体の重量も重く、電池が無くなってしまうと、自力だけでこぐのは無理とも言われていましたが、最近では車重も軽くなり、こげないことはない程度になっています。
バッテリーも高性能なリチウムイオンバッテリーを搭載した車種が主流になっています。気になるバッテリーの“もち”ですが、バッテリーが4アンペアだと約40キロ走れます。車種によってはもっと大きな容量のバッテリーを搭載したものや、オプションで大きなバッテリーを付けることのできるものもあります。またメーカーによっては下り坂やブレーキ時にモーターを発電機として利用し充電して、より長く走れるようにした車種もあります。
バッテリーの充電回数による寿命は300回から400回が目安です。普通に乗れば2年ぐらいはもつ計算になります。
幼稚園の送迎や通勤に活躍
電動自転車のメリットは、先に挙げた通り、こぎ出しの力を補ってくれるので、子どもや重い荷物を積んでいてもふらつかないですむことです。このため、小さいお子さんを持つお母さんなどは子どもが幼稚園に通う時の送迎用に重宝しているようです。都市部などでは、車では通りづらい狭い道などが多いため、自転車での送迎の方が便利なのですが、そういうときにも電動自転車は楽だといいます。
また、自転車で通勤したいが途中にある坂がきついなどの場合にも、電動自転車はひとつの選択肢になります。
自走可能なフル電動自転車は違反の可能性が
国民生活センターが出している消費者へのアドバイスでは、「インターネット通販等で自走可能な「電動自転車」「フル電動自転車」などの名称で販売されているものの中には、「公道を走行できないものもあるので買う際に注意が必要」と警告しています。電動自転車のモーターは、あくまでも補助的なもので、モーターだけで、こがずに走れるものは原動機付自転車になってしまい、型式認定をとってなければ公道上では乗れません。違反すれば取り締まりの対象となりますから、インターネットで購入の際は充分注意してください。
電動自転車のメリットは、先に挙げた通り、こぎ出しの力を補ってくれるので、子どもや重い荷物を積んでいてもふらつかないですむことです。このため、小さいお子さんを持つお母さんなどは子どもが幼稚園に通う時の送迎用に重宝しているようです。都市部などでは、車では通りづらい狭い道などが多いため、自転車での送迎の方が便利なのですが、そういうときにも電動自転車は楽だといいます。
また、自転車で通勤したいが途中にある坂がきついなどの場合にも、電動自転車はひとつの選択肢になります。
自走可能なフル電動自転車は違反の可能性が
国民生活センターが出している消費者へのアドバイスでは、「インターネット通販等で自走可能な「電動自転車」「フル電動自転車」などの名称で販売されているものの中には、「公道を走行できないものもあるので買う際に注意が必要」と警告しています。電動自転車のモーターは、あくまでも補助的なもので、モーターだけで、こがずに走れるものは原動機付自転車になってしまい、型式認定をとってなければ公道上では乗れません。違反すれば取り締まりの対象となりますから、インターネットで購入の際は充分注意してください。
ただ、現状の道路インフラでは、非常に問題が多い。
車を恐れながら狭い道路を走らざるを得ない箇所が非常に多い。歩道スペースを走るにも、狭すぎて、歩行者と干渉する機会が多い。(電動自転車は、重量が増え、速度が増すので、接触による負傷事故の被害拡大が懸念されます)
現在の道路網は自動車の便宜を最優先しているので、自転車で身近な行動範囲をカバーする観点からは、物足りないだけでなく、生命に及ぶ危険が潜んでいます。
今後歩行に困難を生じる高齢者が電動カートを利用することも増えるでしょう。そのような状況を想定し、歩行者、自転車、電動カートなどが、心地よく生活圏を移動できる道路網整備を考えて欲しい。
そういうインフラ整備がセットで実現すれば、電動自転車はもっとその長所を発揮すると思います。