参考写真 日立市では、平成21年度から5年間の継続事業で「防災無線戸別受信機」の市内全世帯への配備を進めることになりました。
 日立市南部地域には、平成11年のJCO事故の教訓から井手よしひろ県議らの働きかけで、防災無線の戸別受信機が国の予算で整備されました。(平成11年度予算5億円でJCOから7km圏内の16,320件に設置。平成12年度予算5億円で10km圏内17,300件に整備されました。詳しくは「防災行政無線の戸別受信機の整備進む」2000/12/15付けをご覧下さい)
 21年度から設置を予定している戸別受信機は、既設の受信機と比較して、価格は5分の1から6分の1であり、軽量小型となっています。無線の受信機能は、従来型と遜色がありませんが、特定の地域に放送を限定できるグループ機能が、新設する戸別受信機にはありません。また、新型の戸別受信機にはラジオ受信機能を付いており、災害時の情報収集ツールとしても活用できます。ラジオ受信時でも緊急放送時には自動的に切り替わります。
 今年度より多賀地区より北側の未整備地区について、平成25年度までに、南方から順次設置を進めて行く方針です。事業の初年度に当たる平成21年度は、約9,800台を設置する予算を確保しました。
 災害状況や気象警報などの防災情報を、市内全域に等しく伝達できることから、より一層の防災体制の充実が期待されています。
年度整備学区整備台数
H21諏訪・成沢・会瀬9,826台
H22仲町・中小路・助川7,900台
H23宮田・滑川7,900台
H24田尻・日高9,100台
H25豊浦・十王・中里9,274台
合計44,000台