4月23日に行った日立市中小企業経営者政経懇話会の席上、国のエコカーへの買換促進策(スクラップインセンティブ制度)について、「5月に13年目の車検を迎える車に乗っているが、車検を受けなければ補助の対象にならないのか」との質問が寄せられました。
 早速、石井啓一衆議院議員の事務所を通して産業経済省の担当者の確認をしてもらったところ、「車検の有無は関係がない」との回答を得ました。
 以下の条件に当てはまれば、省エネカーを購入する場合、普通車25万円、軽自動車12.5万円の助成が受けられます。
廃車して新車購入時に助成金を受取るための3つの条件
●車齢13年超の車
例えば、平成21年5月に廃車する場合は、車検証の「初度登録年月」に記載されている年式が「平成8年5月」よりも古い車であることが条件です。それよりも新しい車ですと補助を受けることができません。
●車を1年以上保有していること
現在所有している方の名義で、車検証の「登録年月日・交付年月日」に記載されている日付が「平成20年4月」よりも古いことが条件です。住所移転等で車検証を新しく取り直した場合は登録事項等証明書の詳細を取り寄せて(1通1000円)、名義が変わっていないことを証明する必要があるかと思われます。
●平成21年4月10日以降に引取報告されていること
「引取報告」とは許可を持った解体業者がその車を引き取り、その車のデータを自動車リサイクル促進センターに報告することです。この操作はネット上で行ないますので、車の所有者をはじめ、新車を購入するディーラーでも、その車がきちんと「引取報告」がなされているのかを確認することができます。なお、古い車と引取報告の年月日と新車登録の年月日が3ヶ月以内であることも必要です。どちらが先でも問題はありません。
◎廃車にする車両が車検を有しているかは関係がありません。平成8年5月1日に登録された車両を車検を更新せず5月2日に廃車にし、同じ5月2日付で新車登録をすれば、25万円の補助を受けることができます。