参考写真 5月4日、井手よしひろ県議は、かすみがうら市観光協会が主催する帆引き船の特別操業を体験しました。かすみがうら観光協会は、湖上を優雅に走る帆引き船を行楽客に間近で見てもらおうと、ゴールデンウイーク期間中の5月3〜5日の3日間、霞ケ浦で帆引き船を特別操業し、随伴船を運航しています。
 帆引き船は霞ヶ浦の象徴ともいえる存在。帆引き船を使った帆引き網漁は、明治13年、シラウオ漁を目的に旧霞ヶ浦町の折本良平によって考案されました。その後、ワカサギ漁の主役として昭和42年(1967)までの約100年間、霞ヶ浦漁業の花形として一世を風靡しました。
 帆引き船は、帆を使い風の力によって船を横に流し漁をする特徴的な業法です。帆引き船は凧の原理を応用し船を横に流して漁を行う、世界唯一の漁船と考えられています。また、風のない日は漁をせず、霞ヶ浦の自然の摂理にかなう漁法でもありました。帆引き船は霞ヶ浦が世界に誇る文化遺産といえます。
 特別操業では、帆引き船は2隻がかすみがうら市田伏、志戸崎沖合で操業。随伴船はこの2隻を周回するようにして走ります。4周から5周周回してくれるので、カメラチャンスには事欠きません。充分、帆引き船にも近づいてくれるので広角レンズでも迫力なる写真が撮れます。遠くに筑波山を望む、白い帆引き船の姿は格別でした。
 3日間とも午後1時からかすみがうら市坂の志戸崎漁港で受け付け、2時から出港します。遊覧時間は30分程度。定員は12人で、定員を超えた場合は2回運航します。乗船料は大人2000円、小人1000円。問い合わせはかすみがうら市観光協会事務局:029−897−1111内線2526
参考:霞ヶ浦の帆引き船物語