
補正予算が成立すれば、5月15日から前倒しでスタートする家電製品購入への「エコポイント制度」への期待が高まっています。
エコポイント制度とは、省エネ効果の高い家電製品を購入した消費者に、さまざまな商品やサービスに交換できるエコポイントを付与する制度です。この制度は、地球温暖化対策の推進、経済の活性化、地上デジタル放送対応テレビの普及を図るなどの目的のために実施されるものです。
対象となる家電製品は、統一省エネラベル4星以上の「エアコン」「冷蔵庫」「地上デジタル放送対応テレビ」など約2000の機種となります。容量400リットル以下の冷蔵庫は、四つ星以上の製品がまだないため、三つ星の製品も対象に入っています。また、プラズマのフルハイビジョンテレビなど、省エネラベルの基準がまだない一部のテレビも対象となります。今後出る新商品なども基準を満たせばもちろんエコポイント制度の対象となります。
家庭での電力消費量の一番多い電化製品はエアコン。冷蔵庫が2番目で、テレビが4番目です。この3品種で家庭の電力使用量の5割に達します。エコポイント制度は、家庭での省エネ製品普及を促進する起爆材になることは確実です。
デジタルテレビ10%、エアコン・冷蔵庫%+リサイクル費用分のエコポイント
対象となる家電製品を買った場合にもらえるポイントは、エアコン、冷蔵庫が価格の5%分、地デジ対応テレビが価格の10%分になる予定です。また、その家電商品の購入に合わせて、同じ種類の古い家電をリサイクルした場合はエコポイントに加えて古い家電のリサイクル料金と同じだけのポイントももらえます。つまり買い替えの場合はリサイクル料金が実質無料になる計算です。
エコポイント制度の対象製品かどうかは、写真のようなシールがついているかどうかで見分けることができます。

ポイントを獲得するために必要な書類
エコポイント対象商品を5月15日以降に買った場合、ポイントをもらうために取っておかなければならない書類があります。
<1>購入した家電製品の保証書(購入日、購入店印をもらっておくこと)
<2>領収書(購入日、購入店、購入製品、購入者名を書いてもらうこと)
<3>家電リサイクル券の排出者控えも保管しておくこと(同じ種類の古い家電をリサイクルした場合)
大手家電量販店では先取りポイント還元も
エコポイント制度の構想を政府が発表したのは4月10日ですが、当初は実施は7月頃になる見込みでした。このため消費者の買い控えが起こるという現象も懸念されました。どうせ買うなら少し待って、エコポイントがつくようになったら買おうというわけです。大手家電量販店では、このような消費者の動向をキャッチして、自社のポイントを上乗せしたり、5月15日以降の販売予約を始めるなど、さまざまな方法で買い控えが起こらないような対策をとっています。また政府としても一時的な販売の低迷を招かないよう、迅速に実施するようにしました。
獲得したポイントの使い方
獲得したエコポイントは、どのように使えるのでしょうか。政府はエコポイントで買える商品のカタログをつくり、ポイント数によって商品を選ぶ方式を検討しています。商品は当初は省エネ家電中心の予定でしたが、これにこだわらずさまざまな商品を取りそろえることで、この制度の活用を促したいと考えています。さらにエコポイント制度を多くの人に利用してもらうため、実際の店舗でポイントが使える方法の検討も続ける予定です。
エコポイント対象商品を5月15日以降に買った場合、ポイントをもらうために取っておかなければならない書類があります。
<1>購入した家電製品の保証書(購入日、購入店印をもらっておくこと)
<2>領収書(購入日、購入店、購入製品、購入者名を書いてもらうこと)
<3>家電リサイクル券の排出者控えも保管しておくこと(同じ種類の古い家電をリサイクルした場合)
大手家電量販店では先取りポイント還元も
エコポイント制度の構想を政府が発表したのは4月10日ですが、当初は実施は7月頃になる見込みでした。このため消費者の買い控えが起こるという現象も懸念されました。どうせ買うなら少し待って、エコポイントがつくようになったら買おうというわけです。大手家電量販店では、このような消費者の動向をキャッチして、自社のポイントを上乗せしたり、5月15日以降の販売予約を始めるなど、さまざまな方法で買い控えが起こらないような対策をとっています。また政府としても一時的な販売の低迷を招かないよう、迅速に実施するようにしました。
獲得したポイントの使い方
獲得したエコポイントは、どのように使えるのでしょうか。政府はエコポイントで買える商品のカタログをつくり、ポイント数によって商品を選ぶ方式を検討しています。商品は当初は省エネ家電中心の予定でしたが、これにこだわらずさまざまな商品を取りそろえることで、この制度の活用を促したいと考えています。さらにエコポイント制度を多くの人に利用してもらうため、実際の店舗でポイントが使える方法の検討も続ける予定です。