5月13日、井手よしひろ県議は、県議会総務企画委員会の県北調査に同行し、日立製作所日立事業所、東京ガス日立支社、日鉱金属日立事業所の三社から日立地区の事業概要や今後の新規事業などについて聴き取り調査ならびに現地調査を行いました。
日製日立事業所からの聴き取り調査では、2008年決算の状況が説明されました。単年度で7873億円、累積で1兆円超の赤字決算となっています。
日立事業所は米国GEとの合弁会社で原子力発電分野を強化し、日立市内に本社機能を有しています。今後の事業展開で、アメリカ、中国などでの原子力発電所受注への期待が高まっています。
業務概要説明後の質疑応答では、井手よしひろ県議が地域の雇用確保について質問。「いわゆる派遣切りについては、一切行っていない。今期の春闘に当たっては、労使での話し合いの結果、ワークシュアリングを導入し、実質的な賃金減少にはなるが、従業員の雇用を確保している。昨年来の経済危機以前の経営改善策の中で、優秀な技術者を失うという経験があるため、日立の技術を支える人材の確保には最大限の努力をしていきたい」との回答がありました。
参考:日立製作所の平成21年3月期決算短信
東京ガスからの事業説明では、茨城港日立港区に計画が発表されたLNG基地の整備計画の説明がありました。東京ガスは、平成21〜25年までのグループ中期経営計画の中で、今後、温室効果ガス削減に向け、液化天然ガス(LNG)の需要が高まるとして、ガス田開発や国内の備蓄基地整備など5年間で約9000億円の設備投資を行うとしています。その計画の一環として、2029年の稼働を目標に、LNGの備蓄基地を建設します。また、日立と栃木県真岡を結ぶ、LNGの幹線パイプラインを敷設する計画です。(詳しくは、拙ブログ「日立港にLNG備蓄基地、日立=真岡のパイプライン敷設」をご覧ください)
井手県議は、パイプライン整備について質問。どの程度の規模のパイプラインになるのか、基本的にはどこを通すのか質しました。東京ガスの担当者は、「直径70センチメートル程度のパイプを敷設する。径としてはそれほど大きなものではないが、70気圧の圧力にも耐えられる丈夫な管となる。ルートに関しては、これから具体的に検討していくが、基本的には公道の下に埋設していくことになる」と答えました。
参考:東京ガス:2009年度〜2013年度グループ中期経営計画
日鉱金属日立事業所では、同社展開するリサイクル事業について説明を受けました。
日鉱金属では、金属資源の加工や販売、環境リサイクル事業などを展開しており、その中でも、金属リサイクル事業を強化しています。同社は2005年の創業100周年を契機に、約100億円を投資し、日立工場内に新たな処理施設(HMC工場)を建設しました。電子・電気産業や自動車産業などで需要が拡大している金や白金、インジウムなどの貴金属やレアメタルを中心に、国内有数のリサイクルシステムを構築しました。
参考:日鉱金属日立事業所のHP

日立事業所は米国GEとの合弁会社で原子力発電分野を強化し、日立市内に本社機能を有しています。今後の事業展開で、アメリカ、中国などでの原子力発電所受注への期待が高まっています。
業務概要説明後の質疑応答では、井手よしひろ県議が地域の雇用確保について質問。「いわゆる派遣切りについては、一切行っていない。今期の春闘に当たっては、労使での話し合いの結果、ワークシュアリングを導入し、実質的な賃金減少にはなるが、従業員の雇用を確保している。昨年来の経済危機以前の経営改善策の中で、優秀な技術者を失うという経験があるため、日立の技術を支える人材の確保には最大限の努力をしていきたい」との回答がありました。

東京ガスからの事業説明では、茨城港日立港区に計画が発表されたLNG基地の整備計画の説明がありました。東京ガスは、平成21〜25年までのグループ中期経営計画の中で、今後、温室効果ガス削減に向け、液化天然ガス(LNG)の需要が高まるとして、ガス田開発や国内の備蓄基地整備など5年間で約9000億円の設備投資を行うとしています。その計画の一環として、2029年の稼働を目標に、LNGの備蓄基地を建設します。また、日立と栃木県真岡を結ぶ、LNGの幹線パイプラインを敷設する計画です。(詳しくは、拙ブログ「日立港にLNG備蓄基地、日立=真岡のパイプライン敷設」をご覧ください)



日鉱金属では、金属資源の加工や販売、環境リサイクル事業などを展開しており、その中でも、金属リサイクル事業を強化しています。同社は2005年の創業100周年を契機に、約100億円を投資し、日立工場内に新たな処理施設(HMC工場)を建設しました。電子・電気産業や自動車産業などで需要が拡大している金や白金、インジウムなどの貴金属やレアメタルを中心に、国内有数のリサイクルシステムを構築しました。
