最近テレビや新聞をみると「故人献金」という言葉が目立ちます。最初は、「個人献金」の間違いかといぶかしく思いましたが、民主党の鳩山由紀夫代表の亡くなった人の名前や全く身に覚えのない人の名前を騙った偽装献金を「故人献金」と表現しているようです。
この鳩山代表の「故人献金」の実態は、私たち政治家の常識を遙かに超えている、ひどいものです。小沢前代表に続く「政治とカネ」の問題であり、「党首2代続けての偽装献金問題」です。「小沢代表は異常な企業献金、鳩山代表は偽装の“故人献金”」。小沢前代表の場合もそうでしたが、当事者も党も全く説明責任を果たしていません。
鳩山代表の資金管理団体「友愛政経懇話会」の場合、
(1)鳩山代表は、受け取った個人献金が10年で5億9000万円。そのうちの6割が5万円以下の匿名献金(5万円以下の個人献金は名前を出す必要がない)です。匿名献金が10年で約3億3800万円、03〜07年の5年間では2億3000万円に上り、他の政治家と比べても極めて巨額です。例えば03年は7971万円の巨額に上り、1万円の個人献金としたら7971人もの人が献金したことになりますが、考えられないことです。非常に不可解です。
(2)一方、あと4割の匿名ではない名前が記載されている献金のうち、修正された収支報告書によれば、献金者の何と約8割が「故人献金」でした。死んだ人・故人や全く払っていないと言っている人が8割もです。鳩山代表自ら虚偽献金の事実を認めています。しかも、残った2割は親族や秘書など“身内”だけ。とんでもない実態が明らかになっています。
(3)そして、やはり小沢代表もそうでしたが、「秘書が、秘書が」と言って、自分自身の関与を否定しています。こんな常套句で説明責任を回避しようとしても疑いは増すばかりです。
参考:官報のPDFデータ(平成19年分、18年分、17年分、16年分、15年分、14年分、13年分)
さらに、鳩山代表が支部代表を務める「民主党北海道第9総支部」の総支部会計で、選挙区内の道市町議会議員42人から毎年12月25日に個人献金が行なわれたことが発覚しています。今日付の産経新聞で報道されていますが、この“クリスマス献金”は平成15年から19年までの5年間で総額約1650万円にも上っています。これもまた、鳩山代表本人の資金が原資になっている可能性が高く、個人献金を装った偽装の疑いが強いと見られています。この問題ではさらに、架空献金による税控除(政党や政治家の資金管理団体への寄付は、所得税法上の寄付金控除を受けられます)を受けてきたのではないかとの重大な疑惑も出てくるのです。
小沢前代表の「偽装献金」と鳩山代表の「故人献金」。これで、今年の流行語大賞はほぼ『当確』です。
この鳩山代表の「故人献金」の実態は、私たち政治家の常識を遙かに超えている、ひどいものです。小沢前代表に続く「政治とカネ」の問題であり、「党首2代続けての偽装献金問題」です。「小沢代表は異常な企業献金、鳩山代表は偽装の“故人献金”」。小沢前代表の場合もそうでしたが、当事者も党も全く説明責任を果たしていません。
鳩山代表の資金管理団体「友愛政経懇話会」の場合、
(1)鳩山代表は、受け取った個人献金が10年で5億9000万円。そのうちの6割が5万円以下の匿名献金(5万円以下の個人献金は名前を出す必要がない)です。匿名献金が10年で約3億3800万円、03〜07年の5年間では2億3000万円に上り、他の政治家と比べても極めて巨額です。例えば03年は7971万円の巨額に上り、1万円の個人献金としたら7971人もの人が献金したことになりますが、考えられないことです。非常に不可解です。
(2)一方、あと4割の匿名ではない名前が記載されている献金のうち、修正された収支報告書によれば、献金者の何と約8割が「故人献金」でした。死んだ人・故人や全く払っていないと言っている人が8割もです。鳩山代表自ら虚偽献金の事実を認めています。しかも、残った2割は親族や秘書など“身内”だけ。とんでもない実態が明らかになっています。
(3)そして、やはり小沢代表もそうでしたが、「秘書が、秘書が」と言って、自分自身の関与を否定しています。こんな常套句で説明責任を回避しようとしても疑いは増すばかりです。
参考:官報のPDFデータ(平成19年分、18年分、17年分、16年分、15年分、14年分、13年分)
さらに、鳩山代表が支部代表を務める「民主党北海道第9総支部」の総支部会計で、選挙区内の道市町議会議員42人から毎年12月25日に個人献金が行なわれたことが発覚しています。今日付の産経新聞で報道されていますが、この“クリスマス献金”は平成15年から19年までの5年間で総額約1650万円にも上っています。これもまた、鳩山代表本人の資金が原資になっている可能性が高く、個人献金を装った偽装の疑いが強いと見られています。この問題ではさらに、架空献金による税控除(政党や政治家の資金管理団体への寄付は、所得税法上の寄付金控除を受けられます)を受けてきたのではないかとの重大な疑惑も出てくるのです。
小沢前代表の「偽装献金」と鳩山代表の「故人献金」。これで、今年の流行語大賞はほぼ『当確』です。
議員献金も個人資産? 鳩山代表あて 法令違反の疑い
産経新聞(2009/7/2)
記者団の質問に答える鳩山由紀夫・民主党代表=1日午後4時34分、国会内(酒巻俊介撮影)(写真:産経新聞)
民主党の鳩山由紀夫代表が支部代表を務める「民主党北海道第9区総支部」に、平成15年から19年までの5年間、選挙区内の道市町議会議員42人(元職を含む)から、総額約1650万円の個人献金があったことが1日、鳩山氏の献金問題を追及する与党プロジェクトチーム(PT)の調査で分かった。
献金はすべて毎年12月25日にそろって行われており、金額もほぼ同額で計画的に行われた可能性がある。PTでは「献金は鳩山氏個人の資産を原資とした可能性があり、政治資金規正法違反や詐欺の疑いもある」(自民党幹部)とみている。
PTの調べによると、問題の個人献金は、鳩山氏を支援する北海道内の道議会議員4人や16市町の議員38人が行った。苫小牧市議は26万4000円▽登別市議は16万8000円−などと金額がほぼ横並びとなっているのが特徴だ。1回で64万円を献金した道議も1人いた。
鳩山氏は、6月30日の記者会見で、自身の資金管理団体「友愛政経懇話会」の政治資金収支報告書に、故人からの献金が記載されていた問題に絡み、虚偽記載の献金の原資が鳩山氏本人の資金だったと釈明している。
このためPTでは、地方議員からの個人献金の原資も「鳩山氏の資金だった可能性が高い」と指摘した。
政治資金規正法の規定では、政党支部への個人献金は年間1000万円に制限されている。このため、与党側は、鳩山氏が地方議員らに資金を渡し、個人献金させることで実態を隠した疑いが強いとみている。
記者会見したPT座長の村田吉隆自民党国対筆頭副委員長は、「鳩山氏は十分な説明責任を果たしていない。献金すれば税控除が認められるが、もし架空献金なら得てはならないカネを受け取ることになる」と強調した。
「民主批判」でヒットしました。
拍手ものです。さすがに頑張ってますね。
ただ、
この鳩山代表の「故人献金」の実態は、私たち政治家の常識を春買いに超えている、ひどいものです。
⇒春買いに
は
⇒はるかに
ですよね。修正したほうが良いのでは。
突っ込んでくる方もいらっしゃるでしょうから・・・