新型インフルエンザの治療を県内すべての病院で
参考写真 7月22日、茨城県は新型インフルエンザ対策本部会議を開催し、6月19日に改定された国の「医療の確保、検疫,学校・保育施設等の臨時休業の要請等に関する運用指針」を踏まえ、原則すべての医療機関で新型インフルエンザの診察に当たることなど、現在までの対応策を変更することを正式に決定しました。
 それによると、7月24日以降、原則、全ての医療機関で新型インフルエンザの感染が心配される方の診察を行います。したがって、かかりつけの医療機関で受診できるようになりますので、できるだけ事前に電話をしてから、マスクを着用のうえ、受診してください。
 治療は自宅療養を原則とし、入院治療が必要な重症者については、感染症指定医療機関を始めとする県内約50ヶ所の医療機関で入院治療の対応を行います。
 相談体制は、これまでの発熱相談窓口を新型インフルエンザ相談窓口とし、受診医療機関の紹介や自宅療養中の患者の相談対応を行います。なお、8月1日より相談窓口及び時間を24時間態勢から日中のみの体制に切り替えます。平日は、各保健所で8時30分から17時30分まで受け付けます。休日は県庁で、8時30分から17時30分まで相談に応じます。
 対策本部会議のまとめとして、橋本昌知事は、「患者の発生が続いているが、特に9月以降になると学校が再開して更なる感染の拡大が心配される。秋冬にかけての対策ということもあるので、関係機関と連携を強化して県民の健康を守るために万全の体制をとってもらいたい」と、関係者に9月以降の対応強化を求めました。
 なお、7月24日までに茨城県内で確認された新型インフルエンザ患者の総数は、185名でした。