衆院選比例の候補決定「不透明」
茨城新聞(2009/9/3)
連合茨城、民主県連に申し入れ
 連合茨城(児島強会長)は2日までに、衆院選の比例北関東ブロックに民主党の比例単独候補として名簿登載された県内関係3人の決定の経緯が不透明として、党県連に申し入れ書を提出した。
 比例名簿は18日に党本部が発表し、単独候補7人のうち3人が県内関係だった。このうち2人が当選した。発表当時、党県連は3人の選考の経緯について「党本部が決めたことなので分からない」などと説明していた。
 申し入れ書は、今回の比例名簿を決定した経緯などは不透明であり、民主党に対する期待を裏切る行為と言わざるを得ない−などとして、県連運営の透明性と機能強化などに努力するよう求めている。
 衆院選で連合茨城は、県内小選挙区の民主候補7人を推薦し、各区で選挙活動を支援した。児島会長は「普通は県連が支持団体などと協議した上で、名簿登載者を選ぶのが筋ではないか」としている。

 8月18日付けブログ「民主現職県議が比例区名簿搭載、自動失職に」で指摘した民主党の北関東ブロック比例候補の選定に関して、最大の支持団体である連合茨城から不審の声が上がってます。
 名簿に登載され当選した川口浩氏や石井章氏は、小沢一郎前代表の個人後援会「茨城一新会」のメンバー。県連という公的な組織を超越して、一党幹部の個人後援会から比例名簿搭載者が決められるというのは、正に異常な体質と言わざるを得ません。